2020/06/25 保育士・幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

6月25日(木)の保育実習指導Ⅰでは、河合先生から保育実技(造形)についての講義がオンライン授業にて行われました。

まず初めに、ハサミの使い方について説明があり、以下の4つが主なポイントとして挙げられました。
・ハサミの持ち方
・切る時の姿勢
・切り方
・切る紙の持ち方
・ハサミのマナー

例えば、ハサミの持ち方としては指が直角になるようにして持つことや、切る時には「チョキチョキ」と声がけをしながら切る作業をすること、ハサミを渡す際には、渡す人に向けて刃を向けないようにすることなどが重要です。

次に、ハサミと紙を用いて、全員で実際にハサミを使う作業をしました。今回は、切り止めることを意識して「ちょうちん」を作り、回しながら切ることを意識しながらどれだけ長く紙を切れるかなど、子どもたちが楽しんでハサミを使えるような活動を体験しました。また、実際に子どもたちとハサミを使った作業をしていく際に、以下の10のステップが挙げられました。
・ステップ1 1回切り
・ステップ2 2~3回切り(少し長い直線を切る)
・ステップ3 長く切り進む(長めの直線を切る)
・ステップ4 同じ長さで切り止めする(切り落とさずに端の部分を切り残す)
・ステップ5 角を落とす。紙を回して切る
・ステップ6 丸く切る(曲線に切る)
・ステップ7 ジグザグ切り
・ステップ8 ふわふわ切り(繰り返し曲線に切る)
・ステップ9 切り抜き
・ステップ10 反転した形をイメージして切る

最後に全員で雪の結晶など、ステップ10にもある反転した形をイメージして、星や葉っぱ、雪の結晶など様々な形をはさみで切りました。

今回は、前回の保育実技の講義の発展として、実際に自分たちが保育実技の造形を体験してみるというものでした。造形活動は子どもの感性や表現を育てていく上では欠かせないものとなります。実際に体験してみて感じたことなどを大切にして、実習や保育実践の際に活かしていくようにしていきましょう。

記事担当 五十嵐廉