2021/04/15 保育士・幼稚園課程

保育実習指導Ⅱ

4月15日(木)6限の保育実習指導Ⅱは、「施設実習オリエンテーションⅠ」と題して君島昌志先生より、対面授業の形式で講義を行っていただきました。
講義を行っている君島昌志先生
講義を行っている君島昌志先生
まず始めに、「新型コロナウイルス感染症に対する遵守事項等」についてご説明して頂きました。新型コロナウイルス感染症に対して、しっかりと感染の予防をして実習に臨むために、学生たちは以下のような遵守事項を守ったうえで、実習を行います。

<新型コロナウイルス感染症に対する遵守事項> ※一部抜粋
〇感染リスクを下げる生活の維持
 実習開始の2週間前より、学生の健康管理を徹底させ、実習中においても、感染リスクの低い生活を維持します。

〇記録カードの記入について
 実習開始の2週間前~実習後の2週間の間、健康確認評価表というカードを記入して健康状態の履歴を作成します。このカードは体温や行動履歴など事実を書類に残します。また、実習を行う学生本人だけではなく、同居している家族にも記入をしてもらうようにします。

〇禁止事項について(実習2週間前から)
・アルバイト(自宅でのテレワーク、対人接触がない物を除く)
・ボランティア活動
・飲食やレジャーを目的とした外出・外泊、不要不急なドライブ、買い物
・県外への移動(実習に伴う帰省等を除く)
・県外からの来訪者、帰省した家族との面会・接触
・感染リスクのある仕事やアルバイト等に従事する友人・知人との親密な接触

〇実習2週間前の授業について
各授業の先生と相談をして、オンラインで受講できるかを確認する。

このように、自らの行動履歴などをしっかりと書類で記録として残し、実習に向けて準備をしてきたことを態度として示し、実習先と学生のお互いが安心して実習を行えるようにしましょう。

次に、実習について諸連絡をお話して頂きました。この時間では、昨年度は学生同士でもZoom上で顔を合わせることが多かったため、君島先生に施設ごとに名前を呼んでいただき、該当する学生がその場に立つことで、一緒に実習に行く学生をお互いに直に確認し合うことができました。
同じ実習先の学生で顔合わせを行っている様子
同じ実習先の学生で顔合わせを行っている様子
また、実習先への事前訪問についてご説明をして頂きました。実習を行う前に、実習中の流れや持ち物など、さまざまなことについて打ち合わせを行う事前訪問を行います。実習開始まで2か月を切った学生もいるため、事前訪問について確認を行いました。

〇事前訪問について
<身だしなみ>
【服装】(保育実習の手引き p.34より一部抜粋)
 スーツ姿、かばんはリクルートの黒色のカバン、靴は清潔に磨いた黒色の革靴(女性はピンヒールはNG)がよい。

【髪について】
 地毛に近い色にすること。また、男性は襟足が伸びすぎていないかにも注意をすること。

【持ち物について】
過去の実習中に、事前訪問などで確認をしないままパソコンを持参し、個人情報の流出の危険性から、実習先から注意を受けた事例がある。パソコンを持参したい場合は、必ず持ち物の確認の中でその事を確認をする。

【検査について】 
実習を行うために学生は健康診断や腸内細菌検査を必ず行うようにしているが、PCR検査を受けるかどうかについても確認をする。 
最後に、実習を行うにあたって事前に出されている課題の提出方法について説明をして頂き、講義が終了しました。昨年度はZoomなどを使用したオンライン上での講義が行われていたため、本日は感染予防の徹底に努めながらも約1年ぶりの対面授業となりました。学生達は久しぶりに友人に会えたことに嬉しさを感じていたり、また実習に向けて改めて心構えをしているようにも見えました。
現在も新型コロナウイルス感染症という不安はありますが、自分が出来る対策や、また実習に向けて準備を行い、そうした様々な不安を自信へと変えられるように頑張りましょう!

記事担当:島貫 莉花子、佐々木 彩