2021/05/20 保育士・幼稚園課程
保育実習指導Ⅰ
5月20日(木)5限に行われた保育実習指導Ⅰでは、株式会社バトン代表取締役兼社会福祉法人伸こう福祉会副理事長である林義仁先生をお招きし、GoogleMeetを使用した同時双方向型の授業が行われました。
今回は、「“しっくりくる未来や働き方”を作るためのワークショップ」と題しまして、
1.誰の期待や不安に応えたいか?
2.自分の幸せ軸を考える
の大きく2つに分けて、授業を展開していただきました。
1.誰の期待や不安に応えたいか?
〇仕事とは
仕事=誰かの期待や不安に応える
→保育に限らず全ての職業に共通していること。
〇保育のお客さんは誰か
お客さん=サービス提供者
→多岐にわたる
ex子ども、保護者、同僚、園長先生、地域社会、国
<ワーク①> 「幸せにしたい人は誰?」(個人ワーク約5分)
学生Ⅰ:子ども、母、父
子どもとかかわりつつ、家族を構築していき家族間のつながりを強化したい。
学生Ⅱ:母
大学での講義を通して、子育てと仕事の両立に悩み、大変な思いをしている母親が多いことを知ったため。
2.自分の「幸せ軸」を考える
・・・生きがいややりがいを感じる瞬間に共通する本人ならではの軸。たとえ同じ経験をしたとしても人によって幸せ軸は異なる。(=価値観)
→この「幸せ軸」をはっきりさせることが、仕事を見つけるうえでの近道になる。
しかし・・・価値観は思い込みが強く影響する!
考えることは時間と手間がかかるため、それを回避しようと多少疑問に持ちながらも思い込みに走ってしまう。
ex.「私は人見知りだ」「A型は几帳面だ」
<ワーク②> 「自分の幸せ軸を考える」を出してください(個人ワーク約5分)
このワークは、小学校~大学までのそれぞれの出来事を振り返り、「かなり幸せ・そこそこ幸せ・普通・少し不調・だいぶ不調」の5段階で評価し、その出来事を書き出してみようというワークです。
学生Ⅰ:小学校—普通、中学校—それなりに幸せ、高校—普通、大学—それなりに幸せ
中学校では、素敵な顧問の先生に出会えた、素敵な部活の時間を過ごせた。
大学では、自分の好きなことや興味のあること(保育や障がいのこと)に取り組めている。
学生Ⅱ:小学校—普通、中学校—少し不調、高校—かなり幸せ、大学—それなりに幸せ
小学校は、あまり記憶がない。そこまで楽しかった思い出がないように思う。
中学校では、人間関係に恵まれなかった。
大学は、オンデマンド型から対面型の講義に変わり、友人との交流が持てるようになった。
また、現4年生から、2年生だった時に持っていた就職活動に対する悩みを共有する時間を設けていただきました。
①自分にとって合わない仕事でも人が喜んでくれるなら続けるべきか?
→自分に合わないってことは多少の苦手意識があるかもしれない。ただ、人が喜んでくれることを嬉しいと素直に受け止めることができるのであれば、今すぐに考えなおす必要はないかもしれない。
②保育士の仕事は給与面に不安がある。今の時点で保育士に職を絞っていいのか。
→大切なのは自分が何をしたいのかである。お金重視か?やりがい重視か?それとも他の仕事に就くことなのか?
③自分のやりたいことが分からなくなってしまった。大学に通わせてもらってはいるが、やりたいことが1つに絞ることができない。
→どうして分からなくなってしまったのかをまずは考える。ただ、この悩みは、様々なことに好奇心がある、つまり可能性が広がると前向きに考えることもできる。悩める環境があることだけでもありがたいと思い、まずは目の前のことからやってみるのもいいかもしれない。
<ワーク③> 「やりたい、成し遂げたいことを実現するためには、自分にあっている仕事はなんだろうか。」
このワークは、事前に配布されていた資料の「仕事リスト」の中から興味のある仕事を参考に、やりがいを形に出来るサービスや事業内容を考えてみようというワークです。
学生Ⅰ:社内保育事業、保育所
子どもの成長を一緒に見守り、やりたいことを察して伸ばしていけるような力が必要になると思う。
学生Ⅱ:専門スクール
小学生の頃から陸上をしてきた。それが今の自分の自信に繋がったり、人に褒められることで前向きな気持ちになれたりした。そのため、子どもにも興味のあることをポイントに自信が持てるように支援していきたい。
最後に全体の振り返りを行い、今回の授業は終了となりました。
2年生にとっては、林先生の講義は今回が初めてでした。保育について、そして自分の過去や将来のことについて向き合う時間となったのではないでしょうか。また、振り返りでは、就職活動は「この仕事が本当に自分にできるのか?」という視点ではなく、自分の価値観や大切にしていることを明確にすることから始まるとお話していただきました。
ぜひ、そうしたことからヒントを得ながら、自分の将来像を見つけていきましょうね!
今回は、「“しっくりくる未来や働き方”を作るためのワークショップ」と題しまして、
1.誰の期待や不安に応えたいか?
2.自分の幸せ軸を考える
の大きく2つに分けて、授業を展開していただきました。
1.誰の期待や不安に応えたいか?
〇仕事とは
仕事=誰かの期待や不安に応える
→保育に限らず全ての職業に共通していること。
〇保育のお客さんは誰か
お客さん=サービス提供者
→多岐にわたる
ex子ども、保護者、同僚、園長先生、地域社会、国
<ワーク①> 「幸せにしたい人は誰?」(個人ワーク約5分)
学生Ⅰ:子ども、母、父
子どもとかかわりつつ、家族を構築していき家族間のつながりを強化したい。
学生Ⅱ:母
大学での講義を通して、子育てと仕事の両立に悩み、大変な思いをしている母親が多いことを知ったため。
2.自分の「幸せ軸」を考える
・・・生きがいややりがいを感じる瞬間に共通する本人ならではの軸。たとえ同じ経験をしたとしても人によって幸せ軸は異なる。(=価値観)
→この「幸せ軸」をはっきりさせることが、仕事を見つけるうえでの近道になる。
しかし・・・価値観は思い込みが強く影響する!
考えることは時間と手間がかかるため、それを回避しようと多少疑問に持ちながらも思い込みに走ってしまう。
ex.「私は人見知りだ」「A型は几帳面だ」
<ワーク②> 「自分の幸せ軸を考える」を出してください(個人ワーク約5分)
このワークは、小学校~大学までのそれぞれの出来事を振り返り、「かなり幸せ・そこそこ幸せ・普通・少し不調・だいぶ不調」の5段階で評価し、その出来事を書き出してみようというワークです。
学生Ⅰ:小学校—普通、中学校—それなりに幸せ、高校—普通、大学—それなりに幸せ
中学校では、素敵な顧問の先生に出会えた、素敵な部活の時間を過ごせた。
大学では、自分の好きなことや興味のあること(保育や障がいのこと)に取り組めている。
学生Ⅱ:小学校—普通、中学校—少し不調、高校—かなり幸せ、大学—それなりに幸せ
小学校は、あまり記憶がない。そこまで楽しかった思い出がないように思う。
中学校では、人間関係に恵まれなかった。
大学は、オンデマンド型から対面型の講義に変わり、友人との交流が持てるようになった。
また、現4年生から、2年生だった時に持っていた就職活動に対する悩みを共有する時間を設けていただきました。
①自分にとって合わない仕事でも人が喜んでくれるなら続けるべきか?
→自分に合わないってことは多少の苦手意識があるかもしれない。ただ、人が喜んでくれることを嬉しいと素直に受け止めることができるのであれば、今すぐに考えなおす必要はないかもしれない。
②保育士の仕事は給与面に不安がある。今の時点で保育士に職を絞っていいのか。
→大切なのは自分が何をしたいのかである。お金重視か?やりがい重視か?それとも他の仕事に就くことなのか?
③自分のやりたいことが分からなくなってしまった。大学に通わせてもらってはいるが、やりたいことが1つに絞ることができない。
→どうして分からなくなってしまったのかをまずは考える。ただ、この悩みは、様々なことに好奇心がある、つまり可能性が広がると前向きに考えることもできる。悩める環境があることだけでもありがたいと思い、まずは目の前のことからやってみるのもいいかもしれない。
<ワーク③> 「やりたい、成し遂げたいことを実現するためには、自分にあっている仕事はなんだろうか。」
このワークは、事前に配布されていた資料の「仕事リスト」の中から興味のある仕事を参考に、やりがいを形に出来るサービスや事業内容を考えてみようというワークです。
学生Ⅰ:社内保育事業、保育所
子どもの成長を一緒に見守り、やりたいことを察して伸ばしていけるような力が必要になると思う。
学生Ⅱ:専門スクール
小学生の頃から陸上をしてきた。それが今の自分の自信に繋がったり、人に褒められることで前向きな気持ちになれたりした。そのため、子どもにも興味のあることをポイントに自信が持てるように支援していきたい。
最後に全体の振り返りを行い、今回の授業は終了となりました。
2年生にとっては、林先生の講義は今回が初めてでした。保育について、そして自分の過去や将来のことについて向き合う時間となったのではないでしょうか。また、振り返りでは、就職活動は「この仕事が本当に自分にできるのか?」という視点ではなく、自分の価値観や大切にしていることを明確にすることから始まるとお話していただきました。
ぜひ、そうしたことからヒントを得ながら、自分の将来像を見つけていきましょうね!
記事担当:森麻尋、島貫莉花子