2021/05/28 保育士・幼稚園課程
教育実習(幼・小)の事前事後指導
5月29日(金)に行われた教育実習(幼・小)の事前事後指導は、「幼稚園教育実習直前指導 —世利用実習のために—」と題しまして、利根川智子先生より、オンデマンド形式(※1)の講義が行われました。
※1:オンデマンド形式とは、授業をする教員が事前に録画した講義動画を配信し、その動画を学生が授業時間中に視聴するというもの
本日の講義は、「教育実習の手引き—2021年—(宮城県幼稚園教育実習連絡協議会・編)」の内容を利根川先生と一緒に確認するという流れになっており、内容は以下のようになっております。
【本日の話題1 実習前の確認・準備、実習後の学びの流れ等について】
〇教育実習の目的
〇教育実習の目標
〇事前準備
〇オリエンテーション
〇実習形態の例
〇日誌、指導計画
〇実習訪問
〇実習終了後の課題
【本日の話題2 実習態度の基本】
〇実習態度及び実習の心得
〇実習後の提出物
それでは、まず【本日の話題1】について、説明します。
〇教育実習の目的(「教育実習の手引き—2021— p,2 1、教育実習の目標に記載」)
→「学校で学んだ知識や技術を基礎として、幼児教育の現場において実際に幼児と触れ合うなかで、幼児の行動や考え方を具体的に把握すること、それを通して幼児教育の理論と実践の関係について理解を深めること、さらに、ここの知識や技術を総合的に応用する実践能力を養うことを目的とする。」
〇教育実習の目標(「教育実習の手引き—2021— p,4 1,教育実習の目標に記載」)
①幼稚園等の機能や役割について体験を通して理解する。
②幼児についての本質的および具体的理解を深める。
③幼児教育者の職務内容や役割について、具体的体験を通して学ぶ。
④大学で学んだ領域や教職に関する専門的な知識・理論や技能等、保育で実践するための基礎を身に付ける。
⑤教育という営みの歴史的・社会的意味を理解し、さらに自らの教育観の確立に努める。
※下線部が大事な部分です。
〇事前準備(「教育実習の手引き—2021— p,4 2-1)(2)実習園の理解、(3)教材研究、(4)事前の準備とp,8 4)教育実習に必要なもの+マスク、消毒液など」)
・園の理解(春休みの課題)
・実習目標の明確化
・オリエンテーション
・教材研究、児童文化財の用意
・指導計画案の候補(+教材研究)
・教育実習に必要なもの
〇オリエンテーション(「教育実習の手引き—2021— p,4 2、実際の段階とその内容、p,15 Ⅳ 1 実習打ち合わせ」)
・実習の約1か月前になったら、実習園へ電話をかけオリエンテーションについて聞くこと
・実習園のご都合が宜しい方法を指示して頂けるようにお願いする(従来通り対面/電話にて/オンラインで など)
※この際、実習期間や実習中止などに言及があれば、必ず、教職課程支援室に報告・相談をすること
〇実習形態の例(「教育実習の手引き—2021— p,7 3」教育実習の実習形態例))
→「実習の実習形態は、園の方針や実習の受け入れ体制の違いにより一様ではない。基本的には、園の指導方針に従うことになる。」
※実習が3週間の場合の実習形態例や、園児の登園自粛等の要請が行われる場合の実習内容については、教員と園とで相談する。
〇日誌、指導計画
・日誌(「教育実習の手引き—2021— p,9~10 Ⅳ 教育実習日誌)
※5月21日・オンデマンド授業「教育実習日誌の書き方(再確認)」
・指導計画(「教育実習の手引き—2021— p,11~12 Ⅴ 指導計画)」
※指導計画の参考例(「教育実習の手引き—2021— p,13~14 指導計画の参考例1,2)
〇実習訪問
・園への訪問による感染への懸念があるため、電話やオンラインによる訪問指導を検討している、詳細については改めて連絡が送られてくるとのこと
(園に電話+学生とはオンラインで、園に短時間の訪問+学生とはオンラインで など)
〇実習終了後の課題(「教育実習の手引き—2021— p,8 5」実習終了後の課題)
(1)教育実習を通して、学んだ点、反省点などを再確認する。
(2)実習中に感じた問題点は整理し、実習後は実習日誌、指導案、実習に関する資料・参考書などを読み返し、なお疑問の点は関係科目の担当教員に質問する。
(3)実習先で受けた指導や評価などを踏まえ、実習前・実習中に設定した課題を整理し、今後の学習に生かす。
(4)実習反省会などを通して自分の実習の経験を報告し、また、同時に他の学生の経験からも学び、共有する。
次に、【本日の話題2】について説明していきます。
〇実習態度及び実習の心得
利根川先生「実習は、他者の善意の協力なしには成し得ません。実習園全体、指導担当をはじめとする保育者・保育者集団、子ども、保護者、地域の方など、それぞれの想いや、事情を抱えつつ、後進の育成をします。
→実習は、お願いをして取り組むもの、受け入れ先があって初めて成り立つもの「単位をとるかどうか」の個人的な問題ではない。長い人生の備えとして、「一応」取るものではない。
=「自分の夢を叶える」の中身には、熟慮と他者への十分な配慮が必要です。」
・実習中の身だしなみ(「教育実習の手引き—2021— p,15~16 2,みだしなみ」)
・実習中の欠席・遅刻・相対・自己(「教育実習の手引き—2021— p,16 4,実習中の欠席・遅刻・相対・事故、p,18~20 Ⅶ 実習中の事故に対する補償制度」)
・実習態度(「教育実習の手引き—2021— p,17 5,実習態度」)
・守秘義務・個人情報(「教育実習の手引き—2021— p,17 6,守秘義務・個人情報」)
※実習は、園と大学間の契約によって成立しています。報告・連絡・相談しましょう。
・健康管理(「教育実習の手引き—2021— p,16 3,健康管理」)
※新型コロナウィルスの影響で、教育実習の手引きとは別に遵守事項等の書類が出ています。実習の受け入れにおける大学と学生の契約事項です。実習に向かうからには、契約を守りましょう。
以上が、本日の講義の内容となっております。本日の講義を通して「教育実習の手引き—2021—」を1から確認することができたのではないでしょうか。今回、確認してきた内容を忘れないように、幼稚園教育実習前にもう一度確認してから臨みましょう!
記事担当:佐々木彩、島貫莉花子
※1:オンデマンド形式とは、授業をする教員が事前に録画した講義動画を配信し、その動画を学生が授業時間中に視聴するというもの
本日の講義は、「教育実習の手引き—2021年—(宮城県幼稚園教育実習連絡協議会・編)」の内容を利根川先生と一緒に確認するという流れになっており、内容は以下のようになっております。
【本日の話題1 実習前の確認・準備、実習後の学びの流れ等について】
〇教育実習の目的
〇教育実習の目標
〇事前準備
〇オリエンテーション
〇実習形態の例
〇日誌、指導計画
〇実習訪問
〇実習終了後の課題
【本日の話題2 実習態度の基本】
〇実習態度及び実習の心得
〇実習後の提出物
それでは、まず【本日の話題1】について、説明します。
〇教育実習の目的(「教育実習の手引き—2021— p,2 1、教育実習の目標に記載」)
→「学校で学んだ知識や技術を基礎として、幼児教育の現場において実際に幼児と触れ合うなかで、幼児の行動や考え方を具体的に把握すること、それを通して幼児教育の理論と実践の関係について理解を深めること、さらに、ここの知識や技術を総合的に応用する実践能力を養うことを目的とする。」
〇教育実習の目標(「教育実習の手引き—2021— p,4 1,教育実習の目標に記載」)
①幼稚園等の機能や役割について体験を通して理解する。
②幼児についての本質的および具体的理解を深める。
③幼児教育者の職務内容や役割について、具体的体験を通して学ぶ。
④大学で学んだ領域や教職に関する専門的な知識・理論や技能等、保育で実践するための基礎を身に付ける。
⑤教育という営みの歴史的・社会的意味を理解し、さらに自らの教育観の確立に努める。
※下線部が大事な部分です。
〇事前準備(「教育実習の手引き—2021— p,4 2-1)(2)実習園の理解、(3)教材研究、(4)事前の準備とp,8 4)教育実習に必要なもの+マスク、消毒液など」)
・園の理解(春休みの課題)
・実習目標の明確化
・オリエンテーション
・教材研究、児童文化財の用意
・指導計画案の候補(+教材研究)
・教育実習に必要なもの
〇オリエンテーション(「教育実習の手引き—2021— p,4 2、実際の段階とその内容、p,15 Ⅳ 1 実習打ち合わせ」)
・実習の約1か月前になったら、実習園へ電話をかけオリエンテーションについて聞くこと
・実習園のご都合が宜しい方法を指示して頂けるようにお願いする(従来通り対面/電話にて/オンラインで など)
※この際、実習期間や実習中止などに言及があれば、必ず、教職課程支援室に報告・相談をすること
〇実習形態の例(「教育実習の手引き—2021— p,7 3」教育実習の実習形態例))
→「実習の実習形態は、園の方針や実習の受け入れ体制の違いにより一様ではない。基本的には、園の指導方針に従うことになる。」
※実習が3週間の場合の実習形態例や、園児の登園自粛等の要請が行われる場合の実習内容については、教員と園とで相談する。
〇日誌、指導計画
・日誌(「教育実習の手引き—2021— p,9~10 Ⅳ 教育実習日誌)
※5月21日・オンデマンド授業「教育実習日誌の書き方(再確認)」
・指導計画(「教育実習の手引き—2021— p,11~12 Ⅴ 指導計画)」
※指導計画の参考例(「教育実習の手引き—2021— p,13~14 指導計画の参考例1,2)
〇実習訪問
・園への訪問による感染への懸念があるため、電話やオンラインによる訪問指導を検討している、詳細については改めて連絡が送られてくるとのこと
(園に電話+学生とはオンラインで、園に短時間の訪問+学生とはオンラインで など)
〇実習終了後の課題(「教育実習の手引き—2021— p,8 5」実習終了後の課題)
(1)教育実習を通して、学んだ点、反省点などを再確認する。
(2)実習中に感じた問題点は整理し、実習後は実習日誌、指導案、実習に関する資料・参考書などを読み返し、なお疑問の点は関係科目の担当教員に質問する。
(3)実習先で受けた指導や評価などを踏まえ、実習前・実習中に設定した課題を整理し、今後の学習に生かす。
(4)実習反省会などを通して自分の実習の経験を報告し、また、同時に他の学生の経験からも学び、共有する。
次に、【本日の話題2】について説明していきます。
〇実習態度及び実習の心得
利根川先生「実習は、他者の善意の協力なしには成し得ません。実習園全体、指導担当をはじめとする保育者・保育者集団、子ども、保護者、地域の方など、それぞれの想いや、事情を抱えつつ、後進の育成をします。
→実習は、お願いをして取り組むもの、受け入れ先があって初めて成り立つもの「単位をとるかどうか」の個人的な問題ではない。長い人生の備えとして、「一応」取るものではない。
=「自分の夢を叶える」の中身には、熟慮と他者への十分な配慮が必要です。」
・実習中の身だしなみ(「教育実習の手引き—2021— p,15~16 2,みだしなみ」)
・実習中の欠席・遅刻・相対・自己(「教育実習の手引き—2021— p,16 4,実習中の欠席・遅刻・相対・事故、p,18~20 Ⅶ 実習中の事故に対する補償制度」)
・実習態度(「教育実習の手引き—2021— p,17 5,実習態度」)
・守秘義務・個人情報(「教育実習の手引き—2021— p,17 6,守秘義務・個人情報」)
※実習は、園と大学間の契約によって成立しています。報告・連絡・相談しましょう。
・健康管理(「教育実習の手引き—2021— p,16 3,健康管理」)
※新型コロナウィルスの影響で、教育実習の手引きとは別に遵守事項等の書類が出ています。実習の受け入れにおける大学と学生の契約事項です。実習に向かうからには、契約を守りましょう。
以上が、本日の講義の内容となっております。本日の講義を通して「教育実習の手引き—2021—」を1から確認することができたのではないでしょうか。今回、確認してきた内容を忘れないように、幼稚園教育実習前にもう一度確認してから臨みましょう!
記事担当:佐々木彩、島貫莉花子