2021/06/11 保育士・幼稚園課程
教育実習(幼・小)の事前事後指導
6月11日(金)の『教育実習(幼・小)の事前事後指導』は、前回に引き続き、4年生の発達プロジェクトのメンバーが「発達特別講義②知覚認知・対人関係・言語」と題しまして、発達レクチャーをしてくださいました。
今回は、以下の流れで講義が行われました。
1、知覚・認知の発達について
2、対人関係の発達について
3、言語の発達について
それぞれのテーマの中で、「考えてみよう!」という問題を解く時間があり、学生は講義を聞くだけではなく、学んだ内容を細かく確認しながら学びを深めておりました。
それでは、各テーマで説明された内容を説明していきます。
1、知覚(※1)・認知(※2)の発達について
ここでは、0歳児の五感(目・耳・鼻・皮膚・舌)の発達を説明して頂いた後に、時間や空間の把握も含め、おおむね6歳児までの知覚・認知面に関する発達過程の説明して頂きました。
※1:「知覚」とは、目・耳・鼻・皮膚・舌などの感覚器官を通じて、外界の事物を認識すること
※2:「認知」とは、過去の経験や思考に基づいて知覚を解釈する過程のこと
2、対人関係の発達について
ここでも、0歳児からおおむね6歳児までの対人関係の発達について説明して頂きましたが、ここでは特に、4歳児の発達についてお話します。
おおむね4歳児:子ども同士の様々な遊びが発展していくことにより、仲間とのつながりが深まり、「思いやり」の気持ちが出てきます。一方、「競争心」が高まってくることから自慢し合うことが増え、けんかや「仲間外れ」に発展します。こうした友達との関りの中では、一緒にいて楽しいという思いと自分の気持ちを通そうとする思い、自分の思い通りにいかないことによる不安や我慢といった「葛藤」も経験することになります。こうした子どもの気持ちを大人に共感してもらうことにより、子どもの「自己肯定感」や他人の気持ちを理解し「受容」する感情が育まれていきます。
3、言語の発達について
こちらのテーマに関しても0歳児から6歳児までの言語の発達について説明して頂いたので、ここでは特に言語に関して専門用語が多い0歳児の発達について説明いたします。
おおむね0歳3か月未満では、快・不快を「泣き声」で表します。0歳3か月を過ぎると「感情を訴える」ために泣くことが始まります。首が座り発声器官も発達し、声が出しやすくなるため「反復する喃語(※3)」が活発になります。おおむね0歳9か月~1歳未満には、喃語と初語の間に見られる「非反復喃語(※4)」を発するようになります。また、言葉の理解が進むことで「指差し」が獲得されていきます。
※3:「反復する喃語」とは、音を反復して発語するようになることです。(Ex:「マンマンマン」、「ナンナンナン」など)
※4:「非反復喃語」とは、発する言葉に強弱や音調をつけ、まるで話しているかのように発する繰り返しの無い喃語。
本日の講義は、発達プロジェクトのメンバーが学生のことを思い、こまめにブレイクタイムを含みながら講義を進めてくださいました。そのため、講義内容を1つ1つ理解することができたのではないでしょうか。特に、対人関係においては、保育所実習などで実際に見た子どもの姿と当てはめながら学ぶことができました。
来週も引き続き、子どもの発達への理解を深めていきましょう!
今回は、以下の流れで講義が行われました。
1、知覚・認知の発達について
2、対人関係の発達について
3、言語の発達について
それぞれのテーマの中で、「考えてみよう!」という問題を解く時間があり、学生は講義を聞くだけではなく、学んだ内容を細かく確認しながら学びを深めておりました。
それでは、各テーマで説明された内容を説明していきます。
1、知覚(※1)・認知(※2)の発達について
ここでは、0歳児の五感(目・耳・鼻・皮膚・舌)の発達を説明して頂いた後に、時間や空間の把握も含め、おおむね6歳児までの知覚・認知面に関する発達過程の説明して頂きました。
※1:「知覚」とは、目・耳・鼻・皮膚・舌などの感覚器官を通じて、外界の事物を認識すること
※2:「認知」とは、過去の経験や思考に基づいて知覚を解釈する過程のこと
2、対人関係の発達について
ここでも、0歳児からおおむね6歳児までの対人関係の発達について説明して頂きましたが、ここでは特に、4歳児の発達についてお話します。
おおむね4歳児:子ども同士の様々な遊びが発展していくことにより、仲間とのつながりが深まり、「思いやり」の気持ちが出てきます。一方、「競争心」が高まってくることから自慢し合うことが増え、けんかや「仲間外れ」に発展します。こうした友達との関りの中では、一緒にいて楽しいという思いと自分の気持ちを通そうとする思い、自分の思い通りにいかないことによる不安や我慢といった「葛藤」も経験することになります。こうした子どもの気持ちを大人に共感してもらうことにより、子どもの「自己肯定感」や他人の気持ちを理解し「受容」する感情が育まれていきます。
3、言語の発達について
こちらのテーマに関しても0歳児から6歳児までの言語の発達について説明して頂いたので、ここでは特に言語に関して専門用語が多い0歳児の発達について説明いたします。
おおむね0歳3か月未満では、快・不快を「泣き声」で表します。0歳3か月を過ぎると「感情を訴える」ために泣くことが始まります。首が座り発声器官も発達し、声が出しやすくなるため「反復する喃語(※3)」が活発になります。おおむね0歳9か月~1歳未満には、喃語と初語の間に見られる「非反復喃語(※4)」を発するようになります。また、言葉の理解が進むことで「指差し」が獲得されていきます。
※3:「反復する喃語」とは、音を反復して発語するようになることです。(Ex:「マンマンマン」、「ナンナンナン」など)
※4:「非反復喃語」とは、発する言葉に強弱や音調をつけ、まるで話しているかのように発する繰り返しの無い喃語。
本日の講義は、発達プロジェクトのメンバーが学生のことを思い、こまめにブレイクタイムを含みながら講義を進めてくださいました。そのため、講義内容を1つ1つ理解することができたのではないでしょうか。特に、対人関係においては、保育所実習などで実際に見た子どもの姿と当てはめながら学ぶことができました。
来週も引き続き、子どもの発達への理解を深めていきましょう!
記事担当:佐々木彩