2021/07/09 保育士・幼稚園課程

教育実習(幼・小)の事前事後指導

7月9日(金)の5限に行われた教育実習(幼・小)の事前事後指導は、「《自己紹介書》の参考例 —保育者志望の先輩たち—」と題しまして、和田明人先生より講義をしていただきました。
和田先生からの履歴書内の各記入欄の詳しい説明に加え、先輩方の実際の履歴書の内容を基に、「どう履歴書を作成していくか」について考えました。

<資料>※本日使用した資料
・東北福祉大学学生共通の履歴書の書き方解説
・保育士・幼稚園課程の独自の履歴書の書き方解説
・履歴書のフォーマット(※昨年度版)
・昨年度の先輩の実際の履歴書の例

まず、履歴書の一番初めにある印鑑の部分から各所詳しく、どう記入していけばよいのかを説明します。

①印鑑
→印鑑の押し方一つでも、採用に大きく関わります。デジタル化が進む今、東北福祉大学の履歴書には印鑑の欄が消えているようです。しかし、アナログ化を大切にする理事長や園長が多い中で、印鑑は人柄や「ここに就職したいという熱」を判断する材料になっているため、印鑑を押す際は、曲がっていないか、にじんでいないかなど注意して丁寧に押していかなければなりません。

②住所
→印鑑登録を行った正式な住所を記入しましょう。
(※印鑑登録を行っていなくても、戸籍謄本などに記されている正式な住所を記入しましょう。)

③学歴・資格・免許等
→全てにおいて正式名称で記入するようにしましょう。現在は資格取得に向けて取り組み中の場合には「取得見込み」になります。また、すでに、取得した場合には、①取得した資格と年月、②免許を誰が出したのかなどをも正確に記入するようにしましょう。
学歴:一般的には、義務教育の終わった中学校卒業から記入します。また、自分の通っていた学校が「○○県立高等学校」なのか、「○○県高等学校」なのかなどにも注意しましょう。

資格:保育士資格取得見込み、児童指導員資格取得見込み など
免許:幼稚園教諭一種免許状取得見込み、
普通自動車第一運転免許証(宮城県公安員会)など
※記入する順番は、基本的には年号順ですが、資格取得日が同じ年月である場合などは仕事内容に関係する資格から記入すると良いでしょう。

④演習・研究課題または得意分野
→自分がこの1年間、あるいは4年間を通して、詳しく学び演習・研究していたものについて記入しましょう。
※採用に大きく関わることはないですが、採用者様が採用される側の人となりを判断する材料になります。

⑤課外活動(サークルまたはスポーツ等)
※採用に大きく関わることはないですが、採用者様は採用される側の大学生活の過ごし方・いかに大学生活を充実して過ごせていたかという部分を見ています。

⑥特技、趣味・娯楽等
※採用に大きく関わることは無く、採用者様が、採用される側に対してどんな人物かを知る材料になります。そんなに深く考える必要はありません。

⑦<大学時代に力を注いだこと、そこで得た事>
→自分は大学生活の4年間で、何を学んできたのか冷静に判断し記入していきましょう。

□先輩方の例□
・複数のサークルに所属している中での、保育と勉強の両立からの学び(2014年度卒 Sさん)
4年間のゼミを通して「対話」についての学び(2013年度卒 Mさん)

⑧<私の特徴>
→自己分析よりは柔らかく「私はこんな人」、「私の人となり」について考え、採用者様に伝えられるようにしましょう。自分について考えるとき、友達や家族に「私は、どんな人?」と聞いてみると良いでしょう。また、良いことばかりではなく悪い部分もしっかり伝えていくようにしましょう。

⑨<志望動機>
→一番大事な部分です。和田先生は、履歴書はラブレターとお話してくださいましたが、そのラブレターの核心部分です。実際に現場に入ってみて自分の感じた素直な思いや感じたことを言葉にしましょう。「何があってもここじゃなきゃダメなんだ!」と思えるような園に出会うことが大切です。

⑩<自由記述>※東北福祉大学独自の書式の部分
→大学4年生半ばである現在、自分の東北福祉大学物語はどうでしょうか。今からでも物語の作成は可能です。どんなことに力を注ぎ、どんな学生生活を送ってきて、どんな思いをお持ちですか?

□先輩方の例□
・理想とする子ども像や保育・幼児教育について
・自分たちで発足したプロジェクトについて など


先輩方の記入例がまとめられたスライドの最後に「履歴書は書き方を教わるもの 履歴書は自分で自分を編むもの」と書かれていました。今日からでも履歴書作成に取りかかり、自分自身と向き合いながら、自分の素直な思いや気持ちを言葉で上手に伝えられる、そんな素敵な履歴書が作成できるよう心掛けて共に頑張っていきましょう。

 

記事担当:佐々木彩、大槻優希子