2021/09/24 保育士・幼稚園課程
教育実習(幼・小)の事前事後指導
9月24日(金)5限の教育実習(幼・小)の事前事後指導は、「幼稚園教育実習 直前実習Ⅰ おさらい編」、「幼稚園教育実習 直前指導Ⅱ 考えてみましょう」と題しまして、利根川智子先生よりオンデマンド型の講義が行われました。
始めに、「幼稚園教育実習 直前実習Ⅰ おさらい編」のお話をしていただきました。
・教育実習の目的
・教育実習の目標
・事前準備
・オリエンテーション
・実習形態の例
・日誌、指導計画
・実習訪問
・実習終了後の課題
※こちらの内容は、今年の5月28日(木)と同様であるため説明を省略致します。詳しくは、2021年5月28日(金)の記事をご覧ください。
次に、「幼稚園教育実習 直前指導Ⅱ 考えてみましょう」と題して、「子ども理解」についてお話をして頂きました。
〇子どもを理解するとは?
「子どもを理解するとは、子どもの内面的世界を理解することです。保育者は常に子どもを中心に考え、子どもに寄り添い、状況を理解しようとする「まなざし(※1)」を培いながら、子どもにとって必要な経験を探り、必要に応じて保育者の願いを再構成する柔軟性を持つことが重要です。
「まなざし」の視点は、「行為がその時の子どもにとってどのような「意味」を持っているのか」、「行為がその時のその子どもとその子どもを取り巻く周囲の人々やモノ、場所との関係がどのようになっているか」という2点です。」
(※1)「まなざし」とは、子どもの特性や家庭環境から「この子はこういう子」とレッテルを貼る物の見方ではなく、子どもを個別的・共感的に見ていくということです。
最後に、「子ども理解には省察が必要である」ことや「実習の中での省察」についてもお話して頂きました。
〇子ども理解に必要な省察:一人ひとりの子どもの育ちを支えるために、それぞれの子どもに寄り沿いながら子どもの姿や行為の「意味」を読み解いていけるような、深い子ども理解に根差す「まなざし」を獲得するためには、常に自らの実践を振り返り、そこで観られた子どもの姿や行為を丁寧に捉え直し、そこでの自分の代わりの意味を問い直す必要があります。
〇実習の中での省察:省察は子ども理解をしたと思っている自分、そして子どもの姿や行為、
他者との対話を通してまなざしを深めていく行為でもあります。
⇒実習の中では、しっかりと先生からのご指導を受けましょう。また、実習生は十分な情報をもつとは限らないので、自分がもった考えが自分に閉じないよう、考えをお伝えし、質問をしたり、ご指導を仰いだりしましょう。
本日の講義は、実習を終えた学生にとっては、自分の考えを見直す時間になり、これから実習を迎える学生にとっては、子ども理解の視点について再確認することができ、実習への新たな期待感を得られたのではないでしょうか。
実習を終えた学生もこれから実習を迎える学生も、本日学んだことを胸に、これから関わる沢山の子ども達と向き合っていくことを大切にしていきましょう。
記事担当:佐々木彩
始めに、「幼稚園教育実習 直前実習Ⅰ おさらい編」のお話をしていただきました。
・教育実習の目的
・教育実習の目標
・事前準備
・オリエンテーション
・実習形態の例
・日誌、指導計画
・実習訪問
・実習終了後の課題
※こちらの内容は、今年の5月28日(木)と同様であるため説明を省略致します。詳しくは、2021年5月28日(金)の記事をご覧ください。
次に、「幼稚園教育実習 直前指導Ⅱ 考えてみましょう」と題して、「子ども理解」についてお話をして頂きました。
〇子どもを理解するとは?
「子どもを理解するとは、子どもの内面的世界を理解することです。保育者は常に子どもを中心に考え、子どもに寄り添い、状況を理解しようとする「まなざし(※1)」を培いながら、子どもにとって必要な経験を探り、必要に応じて保育者の願いを再構成する柔軟性を持つことが重要です。
「まなざし」の視点は、「行為がその時の子どもにとってどのような「意味」を持っているのか」、「行為がその時のその子どもとその子どもを取り巻く周囲の人々やモノ、場所との関係がどのようになっているか」という2点です。」
(※1)「まなざし」とは、子どもの特性や家庭環境から「この子はこういう子」とレッテルを貼る物の見方ではなく、子どもを個別的・共感的に見ていくということです。
最後に、「子ども理解には省察が必要である」ことや「実習の中での省察」についてもお話して頂きました。
〇子ども理解に必要な省察:一人ひとりの子どもの育ちを支えるために、それぞれの子どもに寄り沿いながら子どもの姿や行為の「意味」を読み解いていけるような、深い子ども理解に根差す「まなざし」を獲得するためには、常に自らの実践を振り返り、そこで観られた子どもの姿や行為を丁寧に捉え直し、そこでの自分の代わりの意味を問い直す必要があります。
〇実習の中での省察:省察は子ども理解をしたと思っている自分、そして子どもの姿や行為、
他者との対話を通してまなざしを深めていく行為でもあります。
⇒実習の中では、しっかりと先生からのご指導を受けましょう。また、実習生は十分な情報をもつとは限らないので、自分がもった考えが自分に閉じないよう、考えをお伝えし、質問をしたり、ご指導を仰いだりしましょう。
本日の講義は、実習を終えた学生にとっては、自分の考えを見直す時間になり、これから実習を迎える学生にとっては、子ども理解の視点について再確認することができ、実習への新たな期待感を得られたのではないでしょうか。
実習を終えた学生もこれから実習を迎える学生も、本日学んだことを胸に、これから関わる沢山の子ども達と向き合っていくことを大切にしていきましょう。
記事担当:佐々木彩