2021/10/01 保育士・幼稚園課程
教育実習(幼・小)の事前事後指導
10月1日(金)5限の教育実習(幼・小)の事前事後指導では、「発達特別講義① 生理的機能、運動機能、原始反射」と題しまして、4年生の発達プロジェクトのメンバーより講義が行われました。
「発達特別講義」とは、4週にわたり発達プロジェクトの学生により行われ、最後に発達理解度最終認定試験を行います。保育者になる上で、必要と考えられる発達に関する基礎知識を確認し合うことを目的としており、特に子どもの発達の順序性の視点を意識した講義内容を展開していくこととしています。
本日の講義の内容は、大きく分けて3つです。
1つ目は、「生理的機能の発達について」です。「生理的機能(※1)」とは何か、説明していただいた後に、実際にグラフを用いて子どもの身長や体重はどのように成長していくのか、説明して頂きました。
※1:生理的機能とは、体の仕組み全般のこと。
2つ目は、「運動機能の発達について」です。おおむね0歳から、おおむね6歳までの運動機能(粗大運動・微細運動)の発達について月齢・年齢ごとに詳しく説明して頂きました。また、粗大運動(※2)と微細運動(※3)、それぞれイラストを用いて説明して頂いたことで、より具体的にイメージしながら学ぶことができました。
※2:粗大運動とは、姿勢の保持や移動運動などを代表とした運動のこと
※3:微細運動とは、手や指を使った細かく精密な動作を必要とする運動のこと
3つ目は、「原始反射について」です。原始反射とは、新生児固有に見られる反射で、生まれつき備わった自分の意思とは、関係なく起こる反射的な反応のことです。約30種類もの原始反射がありますが、生後1~2か月頃から消え始め、生後6か月でほぼ消失します。
今回は以下の反射について詳しく説明して頂きました。
・非対称性緊張性頚反射
・対称性緊張性頚反射
・把握反射(手掌把握反射・足底把握反射)
・モロー反射
・探索反射(口唇探索反射)
・吸啜反射
・押し出し反射
・バビンスキー反射
また、講義内では各発達の説明の後に「考えてみよう!」という時間を設けて簡単なミニテストを行いました。
今回は子どもの発達に着目して講義が行われましたが、講義を受講していた4年生の多くが「実習前にもっと発達について学んでおくべきだった」と話していました。そのため、本日は就職をする前に、改めて発達について学ぶ機会や、考える時間になったと思います。
自分が実際に見てきた子どもの姿と照らし合わせながら復習を行ったりと、より学びを深めていきましょう。
記事担当:島貫 莉花子
「発達特別講義」とは、4週にわたり発達プロジェクトの学生により行われ、最後に発達理解度最終認定試験を行います。保育者になる上で、必要と考えられる発達に関する基礎知識を確認し合うことを目的としており、特に子どもの発達の順序性の視点を意識した講義内容を展開していくこととしています。
本日の講義の内容は、大きく分けて3つです。
1つ目は、「生理的機能の発達について」です。「生理的機能(※1)」とは何か、説明していただいた後に、実際にグラフを用いて子どもの身長や体重はどのように成長していくのか、説明して頂きました。
※1:生理的機能とは、体の仕組み全般のこと。
2つ目は、「運動機能の発達について」です。おおむね0歳から、おおむね6歳までの運動機能(粗大運動・微細運動)の発達について月齢・年齢ごとに詳しく説明して頂きました。また、粗大運動(※2)と微細運動(※3)、それぞれイラストを用いて説明して頂いたことで、より具体的にイメージしながら学ぶことができました。
※2:粗大運動とは、姿勢の保持や移動運動などを代表とした運動のこと
※3:微細運動とは、手や指を使った細かく精密な動作を必要とする運動のこと
3つ目は、「原始反射について」です。原始反射とは、新生児固有に見られる反射で、生まれつき備わった自分の意思とは、関係なく起こる反射的な反応のことです。約30種類もの原始反射がありますが、生後1~2か月頃から消え始め、生後6か月でほぼ消失します。
今回は以下の反射について詳しく説明して頂きました。
・非対称性緊張性頚反射
・対称性緊張性頚反射
・把握反射(手掌把握反射・足底把握反射)
・モロー反射
・探索反射(口唇探索反射)
・吸啜反射
・押し出し反射
・バビンスキー反射
また、講義内では各発達の説明の後に「考えてみよう!」という時間を設けて簡単なミニテストを行いました。
今回は子どもの発達に着目して講義が行われましたが、講義を受講していた4年生の多くが「実習前にもっと発達について学んでおくべきだった」と話していました。そのため、本日は就職をする前に、改めて発達について学ぶ機会や、考える時間になったと思います。
自分が実際に見てきた子どもの姿と照らし合わせながら復習を行ったりと、より学びを深めていきましょう。
記事担当:島貫 莉花子