2021/11/05 保育士・幼稚園課程
教育実習(幼・小)の事前事後指導
11月5日、5限の教育実習(幼・小)の事前事後指導は、「保育専門職の再確認Ⅰ」と題して、君島昌志先生より児童養護施設の保育実践についての映像演習が行われました。
本日の内容は以下のようになっております。
1.社会的養護内容の動向
2.児童養護施設・地域小規模児童養護施設(グループホーム)の実際
(1)【動画①28分】児童養護施設
(2)【動画②22分】地域小規模児童養護施設(グループホーム)
※「協力施設:社会福祉法人児童愛護会 一宮学園(定員104名、築40年) 児童養護施設の支援 施設の小規模化」撮影時期:2020年夏ころ
1.社会的養護内容の動向
まず初めに、君島先生より「現在では、国際的な世論に促されて、日本の社会的養護が変容しつつあるようです。数十人の児童が集団で生活する形から、建物も児童数も小規模に、また、地域社会に溶け込みながら生活する形に変わってきています。さらに、施設で生活する児童そのものを次第に減らして、里親制度や特別養子縁組制度を利用し、家庭で生活できる児童を増やしていく方向性にあるようです。」と社会的養護内容の動向についてお話がありました。
本日の内容は以下のようになっております。
1.社会的養護内容の動向
2.児童養護施設・地域小規模児童養護施設(グループホーム)の実際
(1)【動画①28分】児童養護施設
(2)【動画②22分】地域小規模児童養護施設(グループホーム)
※「協力施設:社会福祉法人児童愛護会 一宮学園(定員104名、築40年) 児童養護施設の支援 施設の小規模化」撮影時期:2020年夏ころ
1.社会的養護内容の動向
まず初めに、君島先生より「現在では、国際的な世論に促されて、日本の社会的養護が変容しつつあるようです。数十人の児童が集団で生活する形から、建物も児童数も小規模に、また、地域社会に溶け込みながら生活する形に変わってきています。さらに、施設で生活する児童そのものを次第に減らして、里親制度や特別養子縁組制度を利用し、家庭で生活できる児童を増やしていく方向性にあるようです。」と社会的養護内容の動向についてお話がありました。
2.児童養護施設・地域小規模児童養護施設(グループホーム)の実際
次に2本の動画を見て、学生が児童養護施設や地域小規模児童養護施設(グループホーム)について施設の内部構成や施設での子どもの過ごし方など配布資料に直接メモを取りながら、学びを深めました。ここでは、実際に私が学んだ内容を3つほど抜粋し紹介します。
次に2本の動画を見て、学生が児童養護施設や地域小規模児童養護施設(グループホーム)について施設の内部構成や施設での子どもの過ごし方など配布資料に直接メモを取りながら、学びを深めました。ここでは、実際に私が学んだ内容を3つほど抜粋し紹介します。
(1)【動画①28分】児童養護施設
・1つの寮舎(ユニット)の定員は5名
・この施設では、共有物を減らし個別化を図っている
→家庭で大切にされた経験が少ない子どもたちが入所する施設であるため、個別化を図り1人1人を大切にしている。また、自分の物を持つことで大切にする力を学び、それが他の物に対しても生かして行けるように個別化を図っている部分もある。
・この施設では、方針として「お手伝い」をさせず、基本的には職員がやる事にしている
→今まで、家庭で暮らすにあたり、やらされる経験の方が多かった。そのため、子どもたちには、誰かに頼る事「やってもらって良かった」と思える経験の方を大切にしたいと思い、「お手伝い」に関しては強制的にやらせることはしていない。
(2)【動画②22分】地域小規模児童養護施設(グループホーム)
・地域にある一軒家と全く変わらない建物で定員は6名
・児童養護施設とは違い、1人部屋があり、子どもにとっての居場所や1人の所有できる空間が広い。
→プライベートな空間を得ることができ、より家庭的な部分での子どもの成長を図れる。特定の居場所ができるため、子どもの精神の安定や情緒の安定を図ることもできる。
・職員がご飯を作る
→食事は生きていく中で一番大事な活動である。一般家庭で母の味と言われたり、異なった味付けをもつ食事、料理などがあったりするが、それを再現でき、より家庭的な雰囲気の中、子どもの成長を支えることができる。
以上が私の学びです。
本日から4週に渡り、「保育専門職の再確認」の講義が行われます。今回は、児童福祉施設と言われる児童養護施設についての再確認の時間になりました。施設について改めてどのような子どもが通い、どのような場所で、どのような生活をしているのか再確認できたと思います。来週は、「重症心身障害児施設の保育実践」についての映像演習となります。保育者としての職に就く前に、様々な職場について再確認していきましょう。
・1つの寮舎(ユニット)の定員は5名
・この施設では、共有物を減らし個別化を図っている
→家庭で大切にされた経験が少ない子どもたちが入所する施設であるため、個別化を図り1人1人を大切にしている。また、自分の物を持つことで大切にする力を学び、それが他の物に対しても生かして行けるように個別化を図っている部分もある。
・この施設では、方針として「お手伝い」をさせず、基本的には職員がやる事にしている
→今まで、家庭で暮らすにあたり、やらされる経験の方が多かった。そのため、子どもたちには、誰かに頼る事「やってもらって良かった」と思える経験の方を大切にしたいと思い、「お手伝い」に関しては強制的にやらせることはしていない。
(2)【動画②22分】地域小規模児童養護施設(グループホーム)
・地域にある一軒家と全く変わらない建物で定員は6名
・児童養護施設とは違い、1人部屋があり、子どもにとっての居場所や1人の所有できる空間が広い。
→プライベートな空間を得ることができ、より家庭的な部分での子どもの成長を図れる。特定の居場所ができるため、子どもの精神の安定や情緒の安定を図ることもできる。
・職員がご飯を作る
→食事は生きていく中で一番大事な活動である。一般家庭で母の味と言われたり、異なった味付けをもつ食事、料理などがあったりするが、それを再現でき、より家庭的な雰囲気の中、子どもの成長を支えることができる。
以上が私の学びです。
本日から4週に渡り、「保育専門職の再確認」の講義が行われます。今回は、児童福祉施設と言われる児童養護施設についての再確認の時間になりました。施設について改めてどのような子どもが通い、どのような場所で、どのような生活をしているのか再確認できたと思います。来週は、「重症心身障害児施設の保育実践」についての映像演習となります。保育者としての職に就く前に、様々な職場について再確認していきましょう。
記事担当:佐々木彩、島貫莉花子