小川特任教授の授賞研究テーマは「機能的MRIの開発」。脳血流中の酸素濃度に依存した信号をMRI(核磁気共鳴画像法)装置で撮像できることを発見し、BOLD(Blood Oxygenation Level Dependent)信号と命名しました。このBOLD信号により、ヒトの脳活動部位を撮像できることを実証し、機能的MRIの基本原理を確立しました。
近年の技術革新により、機能的MRIは脳機能解析の中心的なツールとして活用され、その適用範囲はますます拡大することが見込まれています。今回は、機能的MRIの基盤技術を開発した小川特任教授の貢献が高く評価されての授賞といえます。
授賞式で慶應義塾大学医学研究科の岡野栄之委員長から審査報告が行われ、長谷山彰塾長から賞状とメダルが贈られました。小川特任教授は「名誉であり、この上ない喜びです」と感無量の面持ちで感謝の意を述べました。