暮らしの色 藍と芹沢作品
藍は日本人にとって馴染み深い暮らしの色です。
のれんもまた、日本の風土と生活様式から生まれた伝統的な日用品として、今も愛され使われています。
芹沢銈介は藍染の奥行きのある美しさと、その堅牢さをこよなく愛し、数多くの藍染のれんを制作しました。動植物や人物、文字、詩、吉祥文など、大胆でのびやかに表現された芹沢の模様は、伝統を踏まえつつもこれまでになかったモダンな「のれん」を生み出しました。また、模様に合わせて選択された生地との調和は、芹沢のすぐれたセンスをうかがい知ることが出来ます。
藍染は、染めを重ねるごとに色が濃くなる特質を持っています。
水色から濃紺まで、藍と白とのコントラストは夏にこそ目に涼しく感じることでしょう。
この展示では、藍染による芹沢のれんの楽しさ、ダイナミックさをご覧いただき、
さらに制作の基となった型紙や試作染・下絵も併せてご紹介いたします。
2階展示室 3室に渡って約70点の作品を展示
展示室1 のれんの大ステージ
白色の展示室にくっきりと浮かび上がる藍色のれんの数々。一口にのれんと言っても、大きさや生地は多様で「軽やかさ」を感じるものもあれば「どっしりとした貫禄」のあるものまで、その豊かな世界に驚かされます。
"模様と生地との調和”を大切にしていた芹沢だからこそ、「のれん」というテーマにここまでの情熱を傾けたのでしょう。
制作過程を垣間見える型紙や試作染・下絵と併せて、芹沢ののれん世界をお楽しみください。
展示室2 映画「型絵染」を上映
本展では芹沢の貴重な制作風景を記録した映像資料も紹介しています。
充実した約25分の映像で、芹沢が用いた染色技法「型絵染」を知ることができます。
展示室3 額絵や文字デザイン
最後の展示室では、東北とゆかりのある作品を中心に、屏風や着物、染紙などをご覧いただきます。
「風」や「花」、「如」といった漢字を意匠化した作品群。
独特のしわと力強さをもつ宮城県の強製紙に鮮やかな色彩が溶け込む晴れやかな作品です。
展示とともに楽しむ ミュージアムショップ
美術館の楽しみのひとつであるミュージアムショップ。
今回の展示に合わせて芹沢意匠の「のれん」「風呂敷」「手拭い」など夏らしい色合いの商品を並べました。
当館でしか購入できないオリジナルグッズにも注目です。
展示解説
6/8,22(土),7/13,27(土),8/3,17(土) 各11:00~(約30分)
※自由参加、当日の入館券が必要
ワークショップ①「ハガキに染めるミニのれん」
会期中の毎週火・日曜に開催! ※ただし、7/16と8/13は除く
受付時間 11:00~15:00
体験時間 15分程度
材料費 200円
ワークショップ ②「うちわを作ろう」
8/8(木),9(金),10(土) 各①10:30~ ②13:30~ 人数は各12名
※予約制
参加費 600円 (福祉大生は300円)
予約方法 7/2(火)より電話にて受付 ※定員に達し次第しめきり