2022/03/08 社会福祉学科 TFU実学臨床研究セミナー実行委員会

阿部一彦学科長の最終講義が行われました/第7回TFU実学臨床研究セミナー

最終講義を行う阿部教授
社会福祉学科長・阿部一彦教授の最終講義が3月3日、国見キャンパス・マルチメディア教室で行われました。会場では教職員ら約40名、オンラインで卒業生や学内外関係者ら約300名が聴講しました。

本学では昨年9月から、福祉の実践現場で活躍する方々に対し、学びの機会を提供する取り組みとして、月例の「実学臨床研究セミナー」を実施しています。本研究セミナーの実行委員長を務める阿部教授が、本学の定年を迎えるにあたり、第7回セミナーとして最終講義が開催されました。

阿部教授は1998年に本学に着任。社会福祉・障害福祉分野で研究・教育に携わり、実学臨床教育では責任者として運営に尽力されました。また、学外では多くの障害者団体等で要職を務め、障害福祉施策の策定など地域、行政と一体となった取り組みに貢献されています。

最終講義のテーマは「障害者の社会参加と地域生活」。障害者スポーツ大会開催や東日本大震災での経験など、これまでの活動を振り返りながら「障害者にとって不便なことを解消すると、誰にとっても暮らしやすい社会になる」と訴えました。

最後に、花束と記念品が贈呈され、卒業生、関係者から謝辞が述べられました。阿部教授は「これまで皆さんと多くの活動に取り組んでこられたのは幸せなこと。これからも継続していくのでよろしくお願いします」と今後の活動への意欲を語り、参加者から大きな拍手が送られました。
会場で聴講する教職員
代表謝辞を述べる三浦剛教授
花束贈呈
【TFU実学臨床研究セミナー開設の趣旨】
こんにち家族や地域社会が変化し多様化する中で、人々の幸せやより豊かな生活を願い、複雑化する支援ニーズに向き合う対人援助の専門職の皆さんは、絶えず新しい知識を身に付け、成長し、新しく生じる問題に対応する力量を身に付けることが求められています。
「行学一如」を建学の精神とする東北福祉大学(TFU)は、この度、福祉系大学等を卒業したり、専門資格教育等を修了して実践現場で活躍する皆さんに対して、実践の質を継続して高め、問題解決力を身につけるための学びの機会を提供する取組み、月例「実学臨床研究セミナー」を開催することにいたしました。
福祉現場など実践の場のイマを見つめ、これから求められる対人専門職人財の育成や成長、キャリア形成を考える機会になれば幸いです。


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