2022/03/05 地域創生推進室(ボランティア)

「仙台市防災未来フォーラム2022」で広域大学間連携

2021年3月より全国の12大学と共同し進めてきました『東日本大震災から10年プロジェクト』について「仙台防災未来フォーラム2022」で発表を行いました。

2022年3月11日で東日本大震災から11年目を迎えました。

2021年度TKK3大学連携プロジェクト(東北福祉大学・工学院大学・神戸学院大学)では、未来を担う学生たちの新たなプラットフォームの場となるよう「東日本大震災から10年 未来へ思いを紡ぐ大学生プロジェクト」に取り組んできました。
2011年3月11日 小学生だった大学生たちは「あの日のことを未来へ伝えていこう」を目標に全国12大学の学生たちが約70名登録し、2021年3月のキックオフミーティング以降、各テーマのプロジェクトごとに情報収集やアイデアの提案、実践などに取り組んでいく予定でした。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大のため、定例オンライン交流会(全5回)が主となり、東日本大震災に関すること、未来に向けての提言・継承をしていくための考え方など震災学習を通して学び、参加したプロジェクトメンバー同士で思いを共有してきました。

オンライン交流会では、現地で被災され復興活動に取り組む人、学生時代から被災地ボランティアに継続的に取り組まれた人、釜石東中学校3年生のときに被災をした人、防災・ボランティアの専門家、発災直後に支援に行けなかったが、その後現地の人と繋がりをもち続けている人など、多くの視点から、あの日のことを知り、どのように伝えていけばいいのかを学んできました。

プロジェクトの活動の発表の機会として3月5日、仙台国際センターでの「仙台防災未来フォーラム2022」に展示ブースを出展し、ポスターや動画を用いてプロジェクトで感じたことを東北福祉大学、東北学院大学、桃山学院教育大学の学生が来場者 約170名へ説明しました。
まん延防止措置の延長により、各地から駆け付けられなかったメンバーも、写真メッセージや「2011.3.11の私」というあの日を振り返るメッセージ作成に取り組みました。

また、現地に集まった学生たちと、来場できなかったプロジェクトメンバーがオンラインで「2022年度 このプロジェクトとして取り組みたいことは?」というテーマでグループワークに取り組みました。

天野泉美さん(社会福祉学科3年)は「コロナ禍で、復興支援が直接できなくもやもやしていた。2022年度は、オンラインで学ぶだけではなく、被災地に出向き肌で感じ、感じたことを伝えていく活動に取り組みたい。改めて私たちのプロジェクトについて多くの方に周知することができ、良い機会となりました」と話していました。

当プロジェクトを2022年度も継続して実施し、各地の学生がつながり、多くの人へ伝えていく「語り手」となれるよう取り組んでいきます。

これらの取組に興味や関心、ご質問等は地域創生推進室までご連絡ください。

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