2026/07/10 地域創生推進センター
東北福祉大学と東北大学災害科学国際研究所が防災活動の人材育成に関する協定を締結
2026年7月7日、本学国見キャンパス大会議室において「防災活動の人材育成に関する協定」の締結式を実施しました。
この協定は、本学と東北大学災害科学国際研究所が、防災教育の推進や防災に関わる人材育成に関して相互に協力することを目的としています。両者が持つ専門的な知見を生かし、防災意識の高い人材の育成を図ることで、地域社会の安全・安心に寄与することを目指します。
本学は東日本大震災以降、障害者や高齢者など「福祉の視点」を重視した実践的な防災教育と、防災に関わる人材育成を強みとしてきました。一方、東北大学災害科学国際研究所は世界トップレベルの災害研究を行っています。
今回の協定により、福祉の実践と世界レベルの知見が交わることで生まれる相乗効果に期待し、独自の教育プログラムなどを進めていく予定です。
東北福祉大学:千葉 公慈 学長
福祉系大学として、東日本大震災の避難所で被災者に寄り添った実際の経験を活かしていきたいと考えています。社会福祉の実践に加え、東北大学災害科学国際研究所のお力添えをいただき、グローバルな知見を伴った防災士を養成していきたいです。また、主役はいつも学生です。将来的に学生同士の交流なども実現できればと期待しています。
東北大学災害科学国際研究所:越村 俊一 所長
様々な災害から得られた知見をリアルタイムで教育に注入することには、大きな意味があります。実際に福祉の実践現場で活躍している福祉大学と協同することで生まれる化学反応に期待したい。この連携の一番大きな目標は、インクルーシブに対応できる地域防災リーダーの育成です。両者の相互信頼の下で連携していくことが重要だと感じています。
見学に来た在学生の声
【3年生】 6月の防災士講座を受講して合格した学生
今回の記者会見を聞いて、東北大学災害科学国際研究所の「災害を科学の視点から捉え、データ→情報→知識→知恵へと昇華させるアプローチ」と、東北福祉大学の「究極の福祉の視点からとらえるアプローチ」の融合に大きな可能性を感じました。この2つの視点を結びつけることは簡単ではない難しい挑戦かもしれません。しかし、世界的な研究力を誇る大学と、福祉の専門性をもつ大学の力が重なり合えば、災害の予測や予防だけでなく、避難所や在宅避難における生活までを最大限に支援できると思います。それによって「自然災害を、不自由のない自然現象へと変えていく」ことができるとも思いました。この会見の場に立ち会えたことはとても貴重でした。これから2つの大学が協同して取り組む事業を通して、一人ひとりが「共助」の心で防災・減災に向き合えることを期待します。
【4年生】
6歳で東日本大震災を経験した私は、激しい揺れや家族の緊迫した様子を断片的に覚えています。震災から15年が経ち、最近のゼミで取り組んだ活動を通して、震災を経験していない世代の増加や記憶の風化という課題を肌で実感しました。防災と福祉を学ぶことは、災害時に「誰一人取り残さない」支援の重要性を理解し、地域で助け合い、レジリエントな社会を構築させることにつながると思います。今回の東北大学災害科学国際研究所との連携協定により、最先端の知見や研究成果に触れ、それを福祉実践に結びつけ、さらに学びを深められる点は大きな魅力だと感じました。
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