医療経営管理学科の教育方針
学科長メッセージ
チーム医療に参加する事務職を養成

医療事務においては、医療情報を扱うため、医学と情報学の知識が必要となってきます。医療経営管理学科では、医学や情報学の充実したカリキュラムによって、診療情報管理士だけでなく、さらに医師や看護師の仕事を補助していく新しい医療事務職の育成をめざしています。
本学科のカリキュラムの中で医療経営の専門分野を学ぶことは、医療現場だけでなく、福祉・保健機関におけるマネジメントに大いに役立つことでしょう。
医療経営管理学科紹介ページ
教育研究上の目的
保健・医療・福祉の経営に役立つ管理的知識と医学的知識を有し、医療情報を活用しうる専門的な人材を育成する。
教育目標
地域の健康・医療を支えるプロフェッショナルを養成
私たちがともに健康で心豊かな暮らしができる社会を実現する(「自利・利他円満」の理念)ため、「行学一如」の建学の精神で、地域の健康・医療に貢献できる人を育てます。
具体的には、インターンシップやボランティア活動、防災に関する活動などのさまざまな実社会体験と、健康・医療の知識とを結び付ける教育プログラムを通して、地域の持続的な発展を支える「職業人」になることを目標とします。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
1.求める学生像
(1) 興味・関心:医療・いのちにかかわる仕事に憧れている人。
(2) 奉仕の心:他者のため、社会のために役立つ人間になりたい人。
(3) 主体性:自ら感じ、学び、考え、行動しようとする態度を有している人。
2.入学前に培うことを求める力
(1) 知識・技能
① 健康や医療に関する基礎的知識(保健体育などの学習内容)を身に付けている。
② 校内活動、地域活動やボランティア活動などの経験を有している。
(2) 思考力・判断力・表現力等
① 健康や医療に関する話題に対して、自らの考えを述べることができる。
② 校内活動、地域活動やボランティア活動などの活動内容や関心を持った理由を具体的に述べることができる。
(3) 主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度
① 何かに楽しさや面白さを見出して、自ら取り組んでいる。
② 上記の取り組みから何を見出せたかを述べることができる。
3.評価方法
(1) 知識・技能については、提出書類の活動報告書・調査書・推薦書等の書類審査、学力検査、レポート、プレゼンテーション、実技試験、小論文により評価します。
(2) 思考力・判断力・表現力等については、提出書類の志望理由書・推薦書等の書類審査、学力検査、レポート、プレゼンテーション、面接、実技試験、小論文により評価します。
(3) 主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度については、提出書類の志望理由書・活動報告書・調査書等の書類審査、レポート、プレゼンテーション、面接により評価します。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
日常の学修・練習によって身に付けた技能や知識を基礎として、実社会で活躍できる豊かな素養へと高めることをめざした編成を行っています。
1.学修方法・学修課程
(1) 興味・関心をキャリア形成につなげる
① 初年次から医療機関や企業等での仕事を体験し、現場で何が求められるのかを学びます。
② 人体の基本的な構造と機能について学び、医療制度・社会保障制度など、私たちの健康を支える社会のしくみと関連付けます。
③ 各種の技能検定・資格認定のための専門教育を行うとともに外部テストを実施し、実社会で使える標準的・実践的な知識・技能を修得します。
(2) 奉仕の心から福祉の心を育む
① 初年次より福祉ボランティア活動、地域共創活動などに参加し、地域の人々とともに地域の活性化に主体的にかかわります。
② 地域における健康増進活動に参加し、健康について実践から学びます。
③ スポーツやサークル活動等の課外活動への参加を奨励し、他者とのさまざまなかかわりを通して対人関係能力を磨きます。
(3) 主体性を発揮し実社会で活動する
① 禅を体験し、心身の調整法・鍛錬法を体得します。
② 学生生活を通して、継続的にスポーツや文化活動、ボランティア活動、地域貢献プロジェクト等に取り組み、実行力、考察力、課題解決能力を養います。
③ 学修ポートフォリオを活用し、自身の活動の振り返りや達成度評価を行って、持続的な成長サイクル(PDCA)を身に付けます。
2.学修成果の評価のあり方
講義科目については、シラバスに記載されている到達目標の達成度で評価します。各種の体験学修や自主学修、課外活動などについては、学修ポートフォリオやルーブリックを用いて目標の達成度を判定し、学生個人の「伸び」を評価します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位の授与に関する方針)
多種多様な学修経験を積み重ね、所定の単位を取得し、学修成果として以下のいずれかを獲得した学生に卒業を認定し、学位を授与します。学修成果は、各種実践活動に対する第三者評価や、学修ポートフォリオに基づく個々の成長度・到達度から評価します。
1.学生が身に付けるべき資質・能力の目標
(1) 医療専門職としての使命を全うできる資質・能力
医療専門職としての使命を全うできる態度・知識・技能が身に付いており、医療事務や救急救命士などの資格認定試験に合格できるレベルを有する。
(2) 職業人としての資質・能力
サービスを受ける側から提供する側への意識の切り換えができ、他者の喜びから自らの喜びや価値を見出すことができる。
(3) 生涯学習への意欲
時代の変化や社会の多様性に対して常に関心を持ち続け、生涯を通して主体的に学習し、自らを高めるための意欲と成長の道筋を示すことができる。
上記の(1)は学力の3要素の「知識・技能」、(2)、(3)は「思考力・判断力・表現力等」および「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」の各要素を発展、向上させたものです。
2.学位授与の要件
本学科所定の単位を修得し、求められるGPA(*1)を満たし、さまざまな学修経験の積み重ねによる学修成果として上記のいずれかを獲得した学生に卒業を認定し、学位を授与します。学修成果は、各種実践活動に対する第三者評価や、学修ポートフォリオに基づく個々の成長度・到達度から評価します。

この記事に関するお問い合わせ
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