情報福祉マネジメント学科の教育方針

学科長メッセージ

情報科学を利活用し、人や地域社会に役立つ人材を育成。

情報福祉マネジメント学科 学科長 大内 誠
情報福祉マネジメント学科 学科長 大内 誠
情報福祉マネジメント学科では、福祉の視点から情報科学を学び、研究し、さらには実践することで人や地域社会に役立つ人材を育成します。ポイントは「役に立つ」という点で、こうした明確で強い目的があるところが情報福祉マネジメント学科の最大の特長です。

あらゆるビジネスで必要とされる「人間力」をPBL(Project and Problem Based Learning)というチームワークのなかで修得し、国内唯一の資格「重度障害者ICT支援コーディネータ3級」を取得するためのカリキュラムもあります。

就職先はあらゆる分野に及び、人間力とコンピュータ技術を有する人材はどの職業でも真の即戦力になるでしょう。コンピュータがはじめてという人にも、基礎から応用までしっかりと学ぶことが可能な教育システムとなっています。

情報福祉マネジメント学科紹介ページ

教育研究上の目的

豊かで活力ある福祉社会を実現させるため、経営に資するマネジメント能力や情報科学の活用力を兼ね備えた人材の育成を目的としています。

教育目標

情報福祉マネジメント学科の前身である情報福祉学科は,「情報科学を活用し高度情報化社会における諸問題の解決を通して人類の福祉向上に寄与できる人材を養成しよう」との教育理念を掲げて2000年に設立されました。設立にあたって学科の名称を「福祉情報学科」とするか,「情報福祉学科」とするかの議論がなされ,本学では「情報福祉学科」を選択しました。なぜならば,「福祉情報学」は,福祉に特化した「狭い情報」を取り扱うのに対して,「情報福祉学」は,ありとあらゆる情報を取り扱い,分析,蓄積,創造,発信することにより,人類の幸福追求を目指す「広い情報」を取り扱う学問であるからです。

その後,2008年に学科の名称を「情報福祉マネジメント学科」に変更しました。これは,情報を活用し社会に貢献するためには,「ヒト」「モノ」「カネ」をシステマティックにマネジメントするスキルとチームを成功に導くリーダーシップを身に付ける必要があると考えたためです。

すなわち,情報福祉マネジメント学科では,本学の建学の精神である「行学一如」と教育の理念である「自利・利他円満」を実現するために、人や社会の様々な問題を掘り起こし,ICT(Information Communication Technology:情報通信技術)を駆使して,調査・分析・提案・解決できるマネジメント能力に優れたリーダー的人材,ならびに,福祉マインドを持った創造性豊かな人材の育成を目指しています。

これらの目標を実現するため,以下の教育理念を挙げています。
  • 「教養教育の重視」:教養は,人間性を豊かにし,人生そのものに潤いを与えてくれるものです。専門性の高い教育を行う際においても,常に教養教育の視点を忘れずに幅広い人間性の醸成に取り組みます。
  • 「学際的研究」:情報科学が取り扱う学問領域は多種多様であり,これを「学際的」と言います。問題を分析・解決するために,特定の学問からのアプローチだけはなく,さまざまな学問領域から多角的に見ることができる人材の育成に取り組みます。
  • 「問題解決型実践授業」:社会や地域に存在するさまざまな問題を解決するため,自ら行動・研究し,具体的な解決策を提案・実践できる人材を育成します。
  • 「現場主義」:本学の建学の精神である「行学一如」を遂行するためには,積極的に学外に出て現場を見,研究の成果を社会や地域に還元しなければなりません。机上の空論ではなく,常に現場とそこにいる人びとに寄り添うことのできる人材を育成します。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

求める学生像

情報福祉マネジメント学科では,このような教育目標と教育理念に共感し,意欲を持って学ぼうとする志をもつみなさんを積極的に受け入れたいと考えています。情報福祉マネジメント学科が求めているのは,以下のような人物です。
  • 自ら主体的に学ぼうとする人。
  • 高度なICTスキルを身に付けたい人。
  • 人類の幸福の構築にかかわるさまざまな現場で指導的役割を果たす人間へと成長したい人。
  • 大学の内外で自らの興味や関心をいかして幅広く学べる人。
  • さまざまな問題について、「情報」と「福祉」の観点から深く考察しようとする人。
  • 問題を解決するために必要なマネジメントスキルを獲得しようとする人。

具体的には,次に挙げる「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等の能力」「主体性をもって多様な人びとと協働して学ぶ態度」を備えた人を求めます。また,このような人材を選抜するために,一般入試,AO入試,推薦入試など,複数の入試制度を設けています。

入学前に培うことを求める力

知識・技能
  • 国語は長文の読解力、基本的な文章作成能力、表現能力を有すること。
  • 英語は辞書を用いなくても平易な英文を読める語彙力と文法力を有すること。
  • その他の教科・科目は基礎的レベルの知識と技能を有すること。
思考力・判断力・表現力などの能力
  • ものごとを筋道立てて考え、本質を見極めることに強い関心を抱いている。
  • ものごとを正確に認識し、評価することができる。
  • 表現力:芸術・音楽・デザイン・スポーツなどのクリエイティブな活動に興味があり、自分の考えや思いを他者に伝えることができる。
主体性をもって多様な人びとと協働して学ぶ態度
  • 自分の夢や目標をもって主体的に学ぶことができる
  • 他者を尊重することができる
  • 他者と協力して学んだり問題解決したりできる

評価方法

  • 知識・技能については、入試選考方法や提出書類の活動報告書・調査書・推薦書・学力検査・レポート・プレゼンテーション・業績書・小論文・科目試験により評価します。
  • 思考力・判断力・表現力などの能力については、入試選考方法や提出書類の出願確認票・志望理由書・学力検査・レポート・ディスカッション・業績書・面接・小論文・科目試験により評価します。
  • 主体性をもって多様な人びとと協働して学ぶ態度については、入試選考方法や提出書類の出願確認票・志望理由書・活動報告書・調査書・レポート・ディスカッション・プレゼンテーション・面接により評価します。

入学前に学習することが期待される内容

入学前に取得しておくことが期待される資格(情報科、商業科、工業科等の生徒のみ)
  • 全商簿記実務検定2級,または日商簿記検定3級(商業高等学校の商業科等の生徒)
  • 全商情報処理検定ビジネス情報部門1級(商業高等学校の情報科等の生徒)
  • 全商情報処理検定プログラミング部門2級(商業高等学校の情報科等の生徒)
  • 全工情報技術検定2級(工業高等学校の電子科・情報科等の生徒)
  • 全工パソコン利用技術検定2級(工業高等学校の電子科・情報科等の生徒)

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学科では,教育目標と教育理念を達成するために,総合基礎教育科目,専門教育科目を体系的に編成するだけではなく,講義,実習,演習等を適切に組み合わせ,能動的学修を促進する授業を開講します。カリキュラムの体系を示すために,科目間の関連性を示した履修モデルを作成しています。

教育課程編成,学修方法・学習過程,学修成果の評価の在り方,多様な学生の支援については以下のように方針を定めます。

教育課程編成

  • 初年次は,「総合基礎教育科目」(教養科目)において,人間の社会・文化的活動,心身の健康問題,人間の多様性,科学的な考え方,地域・社会とのかかわりについての学修を通して,幅広い教養知識を学ぶことで,総合的・多角的な見方を身に付けます。本学の教養教育は,特に,現実社会とのつながりや実学・実践を重視した学びを特色としています。また,それらと並行して,本学科では,マネジメントと福祉分野の基礎科目(「専門基礎科目A群」)並びに情報科学の基礎科目(「専門基礎科目B群」)の学修によって,専門知識を効果的に身に付けていくために必要な基礎力を養います。さらに,少人数制による演習科目である「リエゾンゼミⅠ」(基礎演習)では,(ア)学びの基本(イ)キャンパス生活(ウ)コミュニケーション・スキル(エ)情報リテラシー(オ)キャリア形成等を集中的に学び,大学生活にスムーズに入れるよう指導します。
  • 2年次は,「ヒューマンサポートコース」「創造メディアコース」「企業マネジメントコース」に分かれ,各々の履修モデルに沿って基礎科目の学修を完了し,3・4年次で学ぶ専門科目に備えます。各コースの専門科目(「専門基幹科目A群」「専門基幹科目B群」「専門基幹科目C群」)の履修もこの年次から開始します。また,リエゾンゼミⅡ(専門基礎演習)では,コース担当教員別のゼミ(10名程度の少人数制)に分かれ,専攻する分野の基礎知識と技術を習得するとともに,問題発見・解決能力とプレゼンテーション能力などの向上を図ります。
  • 3年次は,「専門基幹科目A群」「専門基幹科目B群」「専門基幹科目C群」の学修を引き続き行い,専門知識の修得を目指します。リエゾンゼミⅢ(専門演習Ⅰ)では,専門知識・技術を総合的に活用しながら,自ら積極的に興味を持ち,調査・検討を進め,問題を解決しようとする能動的学修姿勢の獲得を目指します。
  • 4年次は,リエゾンゼミⅣ(専門演習Ⅱ)を履修し,卒業論文をまとめます。それまでの学修で得られた知識,技術,思考力を駆使して,自ら見出した問題を解決することで,能動的学修の意義を確認することができます。また,ディスカッションや研究成果のプレゼンテーションを通して,コミュニケーション能力の育成がなされます。
  • 在学期間を通したキャリア教育では,自らかかわる(主体性),自ら考える・気づく(課題発見能力など),自らアクションを起こす(実行力)ことを目標にしています。本学では,リエゾン型キャリア教育というものを開発し,1年次より社会とのつながりをもって実践的にキャリアアップを進めています。
  • 情報系の各種資格取得をサポートします。

学修方法・学習過程

  • アクティブラーニングを取り入れた多様な教育科目を受講することで,初年次から,主体的な学びの力を高めることができます。
  • ポートフォリオを4年間かけて作成し,自己の学修成果と学生生活を自分自身で管理,振り返ります。また,ユニバーサルパスポートを活用し,学生と教員の双方向のコミュニケーションを密にすることで学修成果を高めることができます。
  • 初年次から,PBL(Project and Problem Based Learning)に取り組むことで、高度な問題発見・問題解決能力を核とする「人間力」を身に付けることができます。
  • 情報科学の基礎分野は,講義科目と並行して配置された実習科目を受講することで,より確実な修得ができます。

学修成果の評価の在り方

学修成果の評価方法は,期末試験に加え,理解度を適宜確認するために小テストやレポートを行うことがあります。また,学生が主体的に学修計画,評価が行えるように,リエゾンポートフォリオやルーブリック等を活用します。なお,科目ごとの評価は,シラバスに明記された方法に沿って行われます。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

学生が身に付けるべき資質・能力の目標

1.知識・技術・理解
  • 情報科学の基本的な知識と技術ならびに社会福祉学の基本的な知識を体系的に理解し,文化・社会・自然においてその知識・技術の位置づけについて説明できる
  • 情報科学の知識と技術の活用を通じ,多様な人びとの社会的ニーズや文化的な要請に応えうることを示せる
2.思考力・判断力・行動力
  • 情報科学の知識と技術を活用し,社会に存在する様々なテーマに沿った事実やデータを適切に収集し,数量的な把握・理解に立って正しく論理的な分析を加えることができる
  • 分析結果に基づいて問題を発見し,その解決に必要となる方策を考え,実行に移すことができる
  • これら情報収集,分析,問題発見,解決のプロセスを客観的に評価し,身に付けたプレゼンテーションスキルを適切に選択することにより,他者と有効なコミュニケーションを図ることができる
3.態度・志向性
  • 自らまたはチームで取り組む情報収集,分析,問題発見・解決と評価において,自己を律しながら責任を持つとともに,良心や社会的規範・ルールに従った行動ができる
  • これらの行動に加え,他者との連携・協力を図りながら,説得力のある意思表明と率先した行動ができる
  • 獲得した自己の知識・技術・経験に基づいて創造的に思考することを通じ,新たなニーズの解決に向けた意欲的な努力の継続と,このために必要となる資質を柔軟に発揮できる

学位授与の要件

所定の年限在学し,学びの成果として上述した資質・能力を発揮するために卒業論文等をあらわし,これらの要件が身に付いたと評価される学生に学位(情報福祉学)を授与します。
情報福祉マネジメント学科の3つのポリシーイメージ図
情報福祉マネジメント学科の3つのポリシー

この記事に関するお問い合わせ

教務部教務課
住所:〒981-8522 宮城県仙台市青葉区国見1−8−1
TEL:022-717-3315
FAX:022-301-1280
E-Mail:kyomu@tfu-mail.tfu.ac.jp
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