2024/03/12 医療経営管理学科
水本匡起ゼミ・チーム防災士の学生が、仙台防災未来フォーラム2024で研究成果を発表
「地域防災」といえば「東北福祉大学」というイメージが、仙台市内の各地で徐々に認知されはじめるなど、東北福祉大学の地域に根差した地域防災研究成果が、今、注目を浴びつつあります。水本匡起ゼミとチーム防災士の学生が、仙台防災未来フォーラム2024にて会場中央に大きなブースを展開し、日々研鑽してきた研究成果を発表しました。
仙台国際センターで行われたこの大規模フォーラムは、来場者数が約4000人で、大学、行政、企業、NPOなど延べ139団体が参加し、毎年全国ニュースでも必ず取り上げられるほどの大きな催しです。
今回の私たちは、地域防災分野で重要な以下の研究テーマに関する発表を行いました。
今回の私たちは、地域防災分野で重要な以下の研究テーマに関する発表を行いました。
- 多くの住民が積極的に地域防災に関心を持ち、参加するための方法とは?
- 地域の危険個所情報が、風化せずに、次世代に無理なく継承されていくには?
防災分野におけるこれらの未解決問題に取り組むべく、この3年間に仙台市内の各地(国見地区、貝ヶ森地区、西多賀地区、北仙台地区)で活動した研究事例を紹介しました。そして、①自然災害は地形の発達→②古い空中写真を見る意味→③詳細な地形分類図の効果→④赤青メガネで3D画像を見るメリット→⑤地形を知る楽しい防災まち歩き の順に話を展開し、→⑥「地域の地形を楽しみながら新発見することで、防災に必要な知識を次世代に無理なく継承することができ得る」ことを示しました。
学生たちが、先進的でわかりやすい発表を展開できたこともあり、写真のように、他大学の研究者やたくさんの市民の方々が、私たちの発表内容に大変興味を持って、熱心に話を聞いてくださいました。
そして、たくさんの称賛の言葉ともに、各地域やメディア、学校からも、次年度以降の活動や講義・講演の依頼を数多くいただくこともできました。これらの事実は、私たちの発表内容が、今後の地域防災をリードしていくに値する先進的研究成果であることを如実に表しているものと、確かな手ごたえを感じました。
学生たちは今回の発表を通して、「今、何が防災に求められているのか?」というたくさんの声を直接市民の方々から聴くことができ、「地域防災研究」が「福祉」、「医療」、「教育」など多様な要素の集合体から成ることを実感できました。そして今回の発表経験は、学生自身の成長とともに、今後の進路や学業にも大いに活せる良い機会となりました。
「地域防災といえば東北福祉大学!」というイメージがさらに広まるように水本ゼミとチーム防災士の学生は、地域に優しい効果的な地域防災活動を推進しつつこれからも日々研究と実績を着実に積み重ねていきます。(水本匡起)
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