2024/09/10 産業福祉マネジメント学科 共生まちづくり学科
耕作放棄地の活用!! 岩手県・奥州市北股地区「お試し農園」への参加(3)
産業福祉マネジメント学科 庄司ゼミの学生4名が、9月9日、岩手県奥州市北股地区にある「お試し農園」で作業をしてきました。この「お試し農園」は、耕作放棄地の解消と遊休農地の活用を兼ねて北股地区センター管理のもとに始まったものであり、今年で4年目となります。ゼミ活動として「お試し農園」に参加するのは、今回で3回目となります。当日は、1回目(7月19日)に植えた大根、白菜畑の草取り、ニンジンの間引き、2回目(8月19日)に植えたインゲンの収穫を行いました。
参加した学生は、一気に大きくなった作物の姿にびっくり。「いんげん」はちょうど食べ頃で、「どんな料理にしようかな」と収穫した「いんげん」を手に持ちながら会話が弾みました。普段、目にする形とは異なり大きく葉を広げた白菜をみていると、地元の方が「寒くならないと丸まらないんだよ」と教えてくださいました。「人と同じで寒いと丸まるんですね」と、野菜の成長に「寒さ」が必要であることを知ることができました。
初めて参加した学生は「こんなに奥地に来るとは思っていなかった」と、緑沢山の周囲の景色にびっくりしながらも、奥州市で作られている「ガルギール」という野菜をその場で食べたり、摘み取ったばかりの山ぶどうを口にし、その甘さに驚いたり、豊かな農村の生活を堪能していました。
庄司ゼミでは、収穫した野菜を国見祭(10月20日)で販売しようと計画しています。まだ形にならない白菜、姿を見せ始めた細い大根を見て、「きちんと育ってくれるかな?」「がんばって大きくなってね」という思いを胸に、北股を後にしました。
庄司ゼミでは、今後も定期的に北股に足を運び、農作業と地元の方とのかかわりを通して、中山間地域の生活について考えていきたいと思います。