2026/07/08 保健看護学科

【保健看護学科の授業紹介】   健康管理とメンタルヘルスについて学ぶ (リエゾンゼミⅠ)

心と体のセルフケアを学ぶ「健康管理とメンタルヘルス」

光永憲香教授より講話の主旨が説明されました
617日、保健看護学科の授業「リエゾンゼミ」において、「健康管理とメンタルヘルス」をテーマとした講話が実施されました。

本講話では、仙台市精神保健福祉センター「はあとぽーと仙台」を拠点として活動するボランティアサークル「はあとケアサークルYELL」(はあとケアサークル「YELL」仙台市)に所属する大学生よる「心のセルフケアをしてみよう」と、仙台市精神保健福祉総合センター「はあとぽーと仙台」(精神保健福祉総合センター「はあとぽーと仙台」トップページ / 仙台市)の米菜摘氏による「大きなストレスを受けたときには」の2つについてお話をしていただきました。参加した学生たちは、心の健康について理解を深めました。

「心のセルフケアをしてみよう」

「はあとケアサークルYELL」の大学生による講話の様子
はじめに、「はあとケアサークルYELL」についてご紹介いただきました。YELLは、仙台市内の大学生が「ストレスを抱えたときの上手な付き合い方」や「悩みがあるときの対処法」などを考え、同世代の学生に広めるための活動を行っています。講話では、自分の心の状態に気づき、セルフケアを行うことの大切さについて、体験談を交えながら学生ならではの視点から伝えてくださいました。

「大きなストレスを受けたときには」

「はあとぽーと仙台」の米氏による講話の様子
米氏より、災害被害や犯罪にあう、大切な方を失くすなど、大きなストレスを受けた時、心にも身体にも大きなショックを受け、健康を損ないやすくなること、そして、これは誰にでも起こる可能性があることをご説明いただきました。強いストレスやショックを受けた時に起こる心や身体の反応と行動の変化について伝えていただき、セルフケアのポイントについて具体的に教えていただきました。

また、行動の変化は自分自身で気づきにくく、他人が気づきやすいものであるため、家族や友人の変化に気づいてあげることも大切であることをご説明いただきました。

そして、日常生活に支障が出ている場合や、こころ・身体・行動の変化が長引いてなかなか改善せず、強い苦痛を感じる場合には、相談機関や医療機関に相談してよいことを伝えていただきました。

「こころの絆センター(仙台市自殺対策推進センター)」のご紹介

最後に、仙台市精神保健福祉総合センター「はあとぽーと仙台」の中には、「こころの絆センター(仙台市自殺対策推進センター)」も設置されていることをご紹介いただきました。「こころの絆センター」では、悩んでいる方に気付いて声をかけて支援につなげてくれる役割をする『命の門番』と呼ばれるゲートキーパーを養成するための研修会の開催や、悩んでいる方が適切な相談窓口につながれるようリーフレットを作成して配布するなど普及啓発も行っています。

仙台市こころの絆センター(仙台市自殺対策推進センター)|仙台市

【講話の振り返り】学生の感想(抜粋)

・心のセルフケアの大切さを知ることができた。自分の心と定期的に向き合いストレス発散方法や対処方法を探り、自分の身体も心も健康を保てるようにしていきたい。
・自分が思っていたより相談できる場所が多く、悩みの種類別で相談所があることを知ることができた。
・一人で悩みを抱え込まず、相談できる人や専門の機関に相談しようと思った。
・困ったとき人に相談できなかったが、講話を通して、相談してもいいのかなと考えるようになった。
・看護でも、悩んでいる患者さんに寄り添ってあげられる看護師になれるといいと思った。
・メンタルケアについて貴重な講話をしていただき、大変勉強になった。本当にありがとうございました。

看護職を目指す学生へのメッセージ

米氏より、これから医療現場に進む学生に向けたメッセージが送られました。 

「看護師は、患者さんの死に直面することもあり、その際に、看護師という支援者自身が感じるグリーフ(悲嘆)やストレスへのケアも重要です。専門家に相談することをためらわないでください。自分の心を大切にすることは、他者を支える力につながります。」

 

今回の講話は、看護職を目指す学生にとって、自身の心の健康を見つめ直し、他者を支えるための基盤を学ぶ貴重な機会となりました。

講話頂いたYELLの皆様、仙台市精神保健福祉総合センター「はあとぽーと仙台」の米様に心より感謝申し上げます。