2024/08/29 社会福祉学科

【阿部ゼミ】東日本大震災の記憶と教訓を高校生から学ぶ!

本学と多賀城高等学校は、2018年5月に高大連携協定を結んでいます。
8月3日と6日は、多賀城高校災害科学科の生徒さんによる語り部活動「津波伝承まち歩き」に、社会福祉学科の阿部利江ゼミ3年生が参加しました。

多賀城高校独自のまち歩きMAP
多賀城高校独自のまち歩きMAP
阿部ゼミは「福祉のチカラを探る」ことをめざし、福祉と何等かの分野・領域、キーワードを結び付け、学生たちが研究テーマを選定して活動に取り組んでいます。

今回、3年生は「防災」をキーワードに、いのちや暮らしの豊かさ、人間と社会・生活とのつながりを問い、東日本大震災の記憶や教訓を高校生から学びました。そして、他者に「伝える」から「伝わる」へと進化させるコミュニケーション手法や災害伝承の意義も模索しました。

後期は、このフィールドワークでの学びを成果にまとめ、生活防災に関するグループ研究を進めていきます。

学生の感想

  • 間接的ではあるけれど、東日本大震災当時の被害の大きさを体験することができました。
  • 毎年3月11日に放送されるニュース等の情報だけで悲惨さを知った気になっていました。実際に自分の目で見て、高校生から話を聞き、初めて知ることがありました。映像や写真などの資料を活用し、高校生が堂々と語る姿にたくさんの刺激を受けました。
  • 高校生がどのような思いで伝承活動に取り組んでいるのかを知りました。防災を学ぶ意思が強く、私たちにもできることがあるのではないかと考えさせられました。
第1グループ(8月3日)メンバーと案内役の生徒さん
第1グループ(8月3日)メンバーと案内役の生徒さん
第2グループ(8月6日)メンバーと案内役の生徒さん
第2グループ(8月6日)メンバーと案内役の生徒さん
電柱などに設置された「津波波高標識」を巡り、東日本大震災の津波被害を実感した
電柱などに設置された「津波波高標識」を巡り、東日本大震災の津波被害を実感した
国道45号線八幡歩道橋下の「津波波高標識」を見上げ、津波の爪痕を目にした
国道45号線八幡歩道橋下の「津波波高標識」を見上げ、津波の爪痕を目にした
百人一首にも詠まれている「末の松山」は、災害の記憶を語り継ぐ場になっている
百人一首にも詠まれている「末の松山」は、災害の記憶を語り継ぐ場になっている
多賀城市内を襲った津波の最大高さと同じ4.6mの震災モニュメントに向かって合掌する
多賀城市内を襲った津波の最大高さと同じ4.6mの震災モニュメントに向かって合掌する