2025/12/02 福祉心理学科

【学び】マーケティング×心理学で“データの向こう側”を読み解く — 株式会社マクロミル様による講話 / 心理実践活動論

1年生を対象とした「心理実践活動論」では、第一線で活躍する卒業生や外部講師をお招きし、職場での心理実践の内容や学生時代の学修経験についてお話しいただいています。

2025年12月2日の講義では、株式会社マクロミルより井出様・村越様をお迎えした講義を実施しました。株式会社マクロミル様は、年間3万件以上の調査実績を持つ国内最大級のリサーチ会社で、企業の多様なマーケティング課題に対し、幅広いリサーチ手法を用いて解決策を提案しています。

データと心理学をつなぐ、実践的な学び

講義では、心理学の必修科目「心理学研究法」で扱うアンケート調査が、実際の企業のマーケティングや商品開発の現場でどのように活かされているのか、具体的な事例とともに紹介されました。

中でも、「『ちいかわ』が好きな人には、どのような特徴があるのか?」というテーマで行われたワークでは、学生たちが仮説を立て、データを検証するプロセスを体験。データの背後にある“人の心理”を読み解く視点を学び、心理学の実践的な魅力を感じる時間となりました。


商品づくりを通じて広がるウェルビーイングの視点

講義では、まだ社会が気づいていないニーズを見つけ、商品として形にすることが、人々の生活を豊かにし、ひいては社会全体のウェルビーイング向上につながるという視点も示されました。

魅力的な商品やサービスとの出会いは、日々の生活に小さな幸せをもたらします。こうしたマーケティングと心理学の関わりを知ることで、学生たちは社会の仕組みや人々の幸福への理解をより深められたようです。
 

学生の視野を広げる学びの機会に

講義後の感想には、「データを見るのが楽しいと感じた」「心理学が社会の多様な場面で活用されていることを実感できた」といった声が寄せられました。

福祉心理学科では、実践の最前線で活躍する専門家による講義を通して、心理学を社会とつなげて学ぶ機会を積極的に提供しています。今回の講義も、学生一人ひとりの視野を広げる有意義な学びとなりました。

株式会社マクロミル様には福祉心理学科の卒業生も就職しています!