2020/01/07 福祉心理学科

【学び】緩和ケアにおける心理的支援を学ぶ / 公認心理師関連科目「人体の構造と機能及び疾病」

公認心理師受験資格に必要な授業である『人体の構造と機能及び疾病』が、2年生を対象として今年度から始まりました。この授業では、疾病や障害の成り立ち、その理解に必要な身体構造や機能について基本的なことを学んだ上で、心理的な支援が必要な対象と、対象へのアプローチについて理解を深めます。

12月20日(月)の14回目の講義では、総合病院の心理職として18年の経験があり緩和ケアチームにおいて心理支援に携わっておられる、東北労災病院 心療内科 心理判定員の高橋宏明先生よりご講義をいただきました。なお、高橋先生は本学科を1998年に卒業し、臨床心理士と公認心理師の資格を有してご活躍しています。

高橋先生には、普段の講義では聴けない診療報酬のお話、緩和ケアチームにおける心理職の役割と必要な能力、新しい緩和ケアの考え方、せん妄に関する知識、家族のケアなどについて、仮想事例や国家試験の問題などを盛り込みながら、わかりやすくお話いただきました。

受講生にとっては、医療機関の心理職の現実面を知る一方で、心理支援の対象は「病気・障害」ではなく「人」であること、やりがいのある仕事であることを理解するよい機会になったようです。

学生の声

『心理職限定の診療報酬が存在しないことにとても衝撃を受けました。それでもカウンセリングを希望する患者さんが増えているという話を聴き、求められている存在なのだと嬉しく思いました。』
『従来行われていた「ギアチェンジ」としての緩和ケアではなく、早期から積極的治療と並行しながら緩和ケアを行っていることを知ることができました。』
『「死ぬ瞬間」(エリザベス・キューブラ—・ロス著)を読んで宗教観の違いを感じていたが、今日、スピリチュアルな苦痛と精神的苦痛の違いについて話を聴くことができて大変勉強になった。』
『親を亡くすかもしれない子どもの視点に立つことが重要なのだと学んだ。』
『がんを抱える親を持つ子どもに対して、養護教諭として心理職の方と協力して何ができるか、考えていきたいと思った。』
『資格取得後の進路について迷っています。そんな中、今回の講義で緩和ケアについて聴くことができて、今後の進路選択の重要なヒントになりました。』

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