福祉心理学科の科目紹介

特色ある科目

心理学実験

2年生の実習科目『心理学実験』では、こころの仕組みを理解するだけではなく、こころを研究する方法について実践的に学びます。グループに分かれ、2週間で1つの実験を行います。仮説をたて、実験から得られたデータを分析・考察し、レポートにまとめることを通して、心理学における科学的アプローチの重要性と基本的考え方について修得します。

学生の声

1年生の授業で理解した内容は、実際に実験をやってみると想像と違っていました。授業では、一つの物事をただ観察するのではなくて、その物事が起こる仕組みや要因を考えて、実証していく作業をしています。実際に参加する実験の楽しさと難しさを実感しています。
 
 

心理実践活動論

1年生を対象とした『心理実践活動論』の授業では、「福祉」、「教育」、「医療・保健」、「司法・法務・警察」、「産業・労働」などの各領域から、第一線で活躍しておられる卒業生や外部講師をお招きし、大学時代の学びや職場での心理実践活動の詳細についてお話いただいています。また、外部講師による講義の翌週には、専任教員のもとで講義内容を踏まえたグループディスカッションや振り返りを行い、心理実践活動に関する理解を深めています。

学生の声

講話について:カウンセリングといっても様々な形があるということを知ることができました。心理カウンセラーや、臨床心理士が悩んでいる人に寄り添うことが、悩んでいる人にとってどれほど大事なことであるかについて考えることができました。また、心理療法で大事なのはその人の悩み、もやもやをいかに引き出せるかということだと思いました。セラピストとクライアントの間の関係だからこそできる居心地の良さを感じてもらい、カウンセリングしていくことが、クライアントの真の悩みを引き出すことができるのだろうなと思いました。

グループディスカッションについて:自分だけでは考えつかなかった意見があり、なるほどと思いました。また、1人だけで相談相手の問題を解決しようとするのではなく、ほかの機関と連携したり相談相手の家族と話し合ったりしながら解決に向かうことが大切なのだと分かりました。心理職としては、観察、面接、検査を上手く使い対象者を理解することが大切ということも分かりました。自分が支援する立場になった時、今回学んだことを活かして支援したいと思いました。

主な科目

心理学研究法

心理学研究法は、心理学の方法論について総合的に理解するための講義と実習からなる授業です。観察法、調査法の学習に加えて、データ分析実習を行います。心理学的研究の具体的な方法について理解し、習得することを目指します。特に、調査法では調査内容の決定からデータ収集、分析までの一連の作業をグループワークを取り入れながら実施することが特徴です。

心理検査法実習

心理検査法は、心理査定(アセスメント)の基本となる技法です。実習では、個人に対するデータの収集から分析までの一連の作業について、ワークを取り入れて実施します。面接法・発達検査・知能検査・投影法・質問紙法・作業検査法それぞれの内容や特徴を学び、心理検査を行う際の倫理的な配慮についても修得することを目指します。
 

臨床心理学概論

心理的援助の実際を理解し、基盤となる考え方を習得、さまざまな理論を概観します。また心理学の基本的事項を確認しながら、臨床心理学の概論として、歴史、精神医学との関係、その他治療過程で発生する可能性のある諸問題、心理的評価や心理治療の諸技法について紹介します。 

福祉心理学

「福祉」とは、個々の人々が自身の人生をより良く幸福に生きること、または、属する社会の中でその人らしさを発揮しながら豊かで充実した生活を送ること支え、支援する営みであると考えられます。この講義では、「福祉」や「福祉的な関わり」に関連する心理学の基本的な知見を学習します。 

発達心理学

「生涯発達」という視点から「発達とはどういうことか」について基本的な理解を図ります。発達は積み重ねであるということを基本に、発達のそれぞれの段階における「発達課題」を学習することによって、積み重ねの意味についての理解の促進が目標となります。 

社会・集団・家族心理学(社会・集団心理学)

なぜ第一印象が重要なのか?どうしてキャッチセールスに引っかかってしまうのか?グループ作業になると手を抜いてしまう人が増えるのはなぜか?など、私たちの社会的行動には不可解な現象が数多くあります。この講義では興味深い研究知見を取り上げながら、私たちの持つ心のメカニズムについて概説します。 

社会・集団・家族心理学(家族心理学)

家族心理学は、人が生まれ育ち人格を形成し、やがて配偶者を得、子孫を育てる中で人間的に成長していく場である「家族・家庭」を対象として、家族メンバー間で生じる心理的諸問題を扱う学問です。この授業では、家族心理学の理論的背景となってい「システム論的考え方」というものを学習します。 

知覚・認知心理学

人間は、外界の事物、自分や他者の状態など多種多様な情報を受け取り、行動を選択し、外界に働きかけながら生活しています。講義では、このような情報のやりとりを可能にする感覚・知覚・注意・記憶・感情といった「こころ」の様々な機能を理解し、さらにはその機能を実現するための脳・からだのメカニズムを理解することを目指します。また、錯視・錯覚のデモンストレーションや心理学実験環境の実体験に加えて、最新の脳科学的知見をおりまぜながら「こころ」を外観します。

司法・犯罪心理学

講義では、犯罪・非行とは何か、どう理解して処遇して行くのかを、実務家の視点から理解することを目指します。また、犯罪・非行の時代的推移や現代型非行の特徴、捜査や裁判、処遇を担う機関の機能や連携、被害者心理、家庭内紛争について学びます。特に、福祉や教育の現場にも応用できるよう、理論に関連した事例を引用して説明を行います。

精神医学

近年、精神障害者の社会復帰施策をはじめ、自殺数の増加や災害ストレスの問題などが注目され、精神医学的知識への関心が高まっています。本講義では精神医学の成り立ちから説明し、精神医学関連の基礎知識、精神科診断の手順、各種精神障害とその治療法について理解を深めていきます。 

健康相談活動

養護教諭の健康相談において必要となる基本的な理論と心と体の両面に視点をおいた「見立て」「支援」の方法および流れを学んでいきます。また、この授業を通し「養護教諭の行う健康相談の独自性とは何か」について考え、各自の答えを見つけていきます。 

関連ページ

この記事に関するお問い合わせ

教務部教務課
住所:〒981-8522 宮城県仙台市青葉区国見1−8−1
TEL:022-717-3315
FAX:022-301-1280
E-Mail:kyomu@tfu-mail.tfu.ac.jp
福祉心理学科の進路・就職
福祉心理学科の学生の声
福祉心理学科の科目紹介
福祉心理学科 教員紹介
福祉心理学科へのよくある質問
公認心理師をめざすあなたへ
卒業生インタビュー
福祉心理学科の学生の1週間