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総合福祉学部福祉心理学科

福祉心理学科へのよくある質問

Q.心理学とは何ですか?

心理学(英語ではサイコロジー)は、「こころ」について研究する学問であり、『心の科学』ともいわれています。科学的な手法を用いて、私たちが意識できるこころの働きだけではなく、意識することができないこころの働き(無意識)や、こころの働きのあらわれである行動について研究を行います。また、恋するこころ、ウソをつくこころ、他者と協力するこころの仕組みなどの身近な疑問から、「こころとは何か?」、「こころを研究するにはどうすればよいか?」といった大きな疑問を解明するために、幅広い研究が行われています。 

福祉心理学科では、高校生を対象とした「リエゾン教育プログラム」において、大学入学前に”こころの科学としての心理学”を理解するためにオンラインディスカッションや心理学実験を含む体験型プログラムを準備しています。関心のある方は、ぜひご参加ください。
心理学に興味のある方は、以下の日本心理学会のウェブサイトも参考にしてください。 

Q.福祉心理学とは何ですか?

本学科では、福祉心理学を「すべての人々の幸せ、ウェルビーイングをめざす心理学」と捉えています。福祉心理学科では、心理学の知識を、人々の幸せのために役立てるには、どうすればよいかを学ぶことができます。なお、1974年に学科が設立されたとき、「福祉心理学」という名称は日本の大学では用いられておらず、本学がさきがけとなりました。

Q.福祉心理学科では、どのようなことが学べますか?

心理学は人々の行動と心的過程(心のはたらき)について、科学的な手法で明らかにすることを目指しています。そのため、福祉心理学科では、専門知識を身に着けるだけではなく、仮説をたて、データを集め、客観的に分析し、論理的な考察を行うという一連のプロセスを身に着けることを大切にしています。1年次から4年次まで、さまざまなデータを扱う実践を通して、問題発見・解決力、情報発信力、人間理解力などを身に着けることができます。

Q.心理実践力とは何ですか?

学科では、多様な価値観を持つ他者と協働しながら、心理学を核とした幅広い専門知識や技能、実証的分析力を人々や社会のウェルビーイングの実現のためにいかすことのできる力を「心理実践力」と定義しています。4年間を通して、心理実践力を身に付けるための多彩なカリキュラムが設けられています。

Q.オールジャンルの心理学ということですが、どのような分野の先生がいるのですか?

心理学にはさまざまな分野があります。福祉心理学科では、基礎(生理心理、認知心理、教育心理、発達心理、社会心理)から応用(臨床心理、人格心理、健康心理、家族心理、学校心理、犯罪心理、認知行動療法、心理アセスメント、グループアプローチ)まで、オールジャンルの先生方が集まっています。

例えば、全国規模の心理学の学会で最も歴史のある学会である「日本心理学会」では、心理学の専門を5部門に区分しています。

 第1部門 知覚、生理、思考、学習
 第2部門 発達、教育
 第3部門 臨床、人格、犯罪、矯正
 第4部門 社会、産業、文化
 第5部門 方法、原理、歴史、一般

福祉心理学科では、専任教員のもと、第1部門から第5部門に含まれる内容を学習することができます。

Q.どのような卒業研究が行われているのですか?

福祉心理学科では、4年次に各ゼミの指導教員のもと、卒業研究に取り組むことができます。近年の卒業論文タイトルを紹介します。

2023(令和5年)年度(抜粋)
  • 心理的負債感と自己肯定意識が孤独感に及ぼす影響
  • 笑いと怒りがストレスに与える影響
  • 両親の家庭内力動と性差がアサーティブなコミュニケーション能力に及ぼす影響
  • 自己嫌悪感と自己犠牲傾向が恋愛依存傾向に及ぼす影響
  • 顔や動きによる有生性の知覚が対象の消去に与える影響
  • 認知欲求とシャイネスがゼミの適応感に与える影響
  • 離人症とミュラー・リヤー錯視の挟角知覚の関連性の検討
  • 脅威的な状況における適応力と社会的ネットワークの関連:コロナ禍に着目して
2022(令和4年)年度(抜粋)
  • 親の養育態度および自己の動機付けスタイルが大学生の自尊感情に与える影響
  • 娯楽を追求する性格志向と報復したいという欲求の関係の検討
  • 青年期におけるノスタルジアが時間的展望体験と精神的健康に及ぼす影響
  • ネガティブな反すうと感情抑制傾向がレジリエンスに与える影響
  • 自己受容および適応感が対人不安に及ぼす影響について
  • 社会的支配志向性とジェンダー意識が女性の非正規雇用者に対する態度に及ぼす影響
  • 大学生の過剰適応と家族構造が援助要請方略に及ぼす影響
2021(令和3年)年度(抜粋)
  • 子どもが認知する親の養育態度と自己肯定感が援助希求行動に与える影響
  • SNS利用動機と感情制御がSNSストレスに及ぼす影響
  • 日常的な利他的行動がレジリエンスの変動に及ぼす影響
  • 大学生のCOVID-19感染に対するリスク認知とリスク回避行動の関連に批判的思考が及ぼす影響
  • 非人間化と共感性がLGBTQに対する共感経験に及ぼす影響
  • 対人依存欲求と否定的対人記憶の想起が表情認知に及ぼす影響
2020(令和2年)年度(抜粋)
  • 自尊心と制御焦点の個人差が社会的比較場面におけるモチベーションに及ぼす影響
  • コロナ禍における社会的行動に関する考察:存在脅威管理理論の観点から
  • 大学生の規範意識研究の展望 ー現代の大学生に求められる規範とはー
  • 反すうと曖昧さ耐性が大学生活における不安に与える影響
  • 自己評価と上方比較が交換予測に及ぼす影響:集団サイズの観点から
  • 自己分析と性役割態度がカップルレジリエンスに与える影響

Q.他大学の心理・福祉系学科と福祉心理学科とでは、どのように違うのですか?

心理学の頭に「福祉」という言葉が付いているように、本学では心理学を人間の幸福にいかに役立てるか、という視点を大切にしています。また、「ウェルビーイング」という言葉は、個人と個人を取り巻く『場』が持続的によい状態であることを意味します。従って、単に理論の伝達に留まらず、ウェルビーイングの実現に向けた現実世界との関連性を意識した授業内容が展開されます。 

Q.福祉心理学科ならではのユニークな科目はありますか?

「福祉心理学」は福祉と心理との関係を理解するとても重要な授業となっています。「心理学実験」や「研究法」は、心理学の「研究のやり方」に関する科目です。実験や調査といった実習を毎週繰り返す、とても大変ではありますが充実感を得られる科目です。この他にも高校にはない、大学ならではの科目が多くあります。ぜひ入学してからその眼と耳で体感してください。 

Q.初年次のゼミではどのようなことを学びますか?

本学ではリエゾンゼミⅠという名称の初年次ゼミが開講されています。2人の教員のもと、全学部共通のシラバス(授業計画)に基づいて、前期には資料の探し方、レポートの書き方、プレゼンテーションの方法など大学における学びの基本スキルを修得します。後期には小グループにわかれ、課題発見・問題解決型学習またはプロジェクト型学習(PBL)に取り組み、その成果を発表します。社会でもっとも必要とされるコミュニケーション能力を伸ばす学修や、問題発見・解決能力を養うプロジェクトなどを通して、1年次から将来のキャリアにつながる基礎をつくります。

Q.専門職連携教育として、どのような取り組みを行っていますか?

福祉心理学科では公認心理師の資格取得を目指す学生さんを対象に、専門職連携教育を行っています。

公認心理師は、保健医療や福祉、教育、産業や司法・矯正など、社会の様々な場面で心理学に関する専門知識と専門技能を使い、人々の心の健康の保持増進を図ることを目的として作られた国家資格です。公認心理師が活躍する場はさまざまですが、特に保健医療の現場では、支援の対象となる方に対して、看護師や理学療法士、作業療法士などの専門職の人たちと密接に連携しながら、心理職の専門性を活かした支援を行うことが求められます。

2019年より、福祉心理学科・保健看護学科・リハビリテーション学科(医学療法学専攻 / 作業療法学専攻)の3学科合同ゼミを行っています。合同ゼミでは、『多職種連携』の重要性を踏まえ、専攻の異なる学生たちがグループになり、模擬事例の支援についてグループディスカッションを行い、その成果を発表しています。合同ゼミを通して、「患者さんの気持ちに寄り添うこと」、「その方に何が必要かを多職種がそれぞれの視点から考え,協働し補完しあいながら支援に当たること」の大切さを学んでいます。

Q.4年間の学びの流れを教えてください。

大学生になると学び方は人それぞれ、「これを学ぶのが正解」というものは無くなります。自分が学びたい、深めたい内容を見つけながら授業を選んでいくと良いでしょう。1つ参考になるのが履修コース毎に例示した履修モデル。このモデルを手掛かりに、自分なりの道を見つけてみて下さい。 

Q.心理学と同時に他の福祉系の授業も学びたいのですが。

福祉心理学科では、「心理学の知識を人々の幸せのために役立てるには、どうすればよいか」を学ぶことができるカリキュラムを揃えています。このような心理系の科目と、福祉系の科目の両方を学ぶことで、より現場を意識した実践について理解を深めることができるようになると思います。ただ、福祉系の授業の多くは福祉心理学科と異なる学科の授業であるため、カリキュラムの都合上、両方の科目を履修すると、どうしても忙しい大学生活になりがちです。ですが、これまで多くの先輩達がその両立を成し遂げてきました。ぜひ皆さんも自分の夢の実現のために両立を目指して下さい。応援します。 

Q.心理学は理系的と聞きましたがあまり得意ではありません。それでも学習できますか?

心理学は「科学」を標榜しているので、客観性を重んじる部分があります。例えば、心のナゾを探るために調査や実験を行いますが、そこでは論理性や計画性が求められます。また人間の主観的な判断を補う為に「統計」という数学的手法の助けを借りたりもします。そのような時に理数的な力が求められます。ただし難しい方程式を解くような意味での理数的な力ではありません。初年度から真摯に心理学を学んでいけば、必ず乗りこえられます。一緒にがんばりましょう。 

Q.心理学の実習はどの様な施設で行いますか?

心理学は大学で初めて学ぶ学問です。しかもその対象は「人間の心」です。不完全な知識や技術のまま実際に心の悩みを抱えている人へ関わってしまうと、相手の心に土足で上がり込んでしまう危険性が生じてしまいます。そこで、学部での学びは主に健康な成人を対象とした「心の基本的なメカニズム」の理解が中心になります。学内の実験室や演習室、面接室を使いながら模擬的に学んでいきます。また、授業で学んだ知識を、例えば自分のボランティアサークルでの活動で活かす、といったことも心理学の大切な学びになります。

なお、公認心理師をめざす学生は、本学附属の「せんだんホスピタル」や「臨床心理相談室」をはじめ、さまざまな現場で、見学や実習を行います。

Q.履修コースとはどのようなものでしょうか。各履修コースへの所属はいつからですか。希望は通りますか?

福祉心理学科では「臨床心理学履修コース」、「発達・教育心理学履修コース」、「認知・社会心理学履修コース」という3つの履修コースを用意しています。履修コースは専門的な学びを深めるためのモデルケースとして捉えてもらえればと思います。学生さんは2年次から、自分が希望する履修コースを選択し、決定することが出来ます。 

Q.福祉心理学科で学ぶと、将来どのような職業に就くことが期待できますか?

心理学は人と関わる際にその知識が活かされる、汎用性のある学問です。従って、業務の中に人と関わる要素のある職種に広く対応できる学問です。心理や福祉の専門職、教職、一般企業や公務員といった、人相手の職種に先輩達は広く就職しています。進路・就職ページも併せてご覧下さい。 

Q.資格は何が取れるのですか?

進路・就職ページをご覧下さい。 

Q.公認心理師の取得を目指していますが、選抜やサポート体制はありますか?

公認心理師国家試験を受験するために学部で履修が必要な科目の中に、人数を最大30人に限定して開講する科目が複数あります。これらの科目を履修するための選抜試験が、1年次後期の定期試験終了後に行われます。選抜試験を受験する際も条件(1年次履修の所定科目の成績)がありますので、まずはこの選抜試験を乗り越えられるよう、1年次の学習にしっかり取り組んでください。

選抜後に所属するゼミは特に指定はありません。公認心理師の養成は学科全体でサポートしていく体制をとっています。
 

Q.養護教諭一種普通免許の取得を目指していますが、選抜やサポート体制はありますか?

2年次より養護教諭を目指す方のゼミが開催されます。このゼミは50人枠の定員制で、1年次後期の定期試験終了後に選抜試験があります。まずはこの選抜試験を乗り越えられるよう、1年次の学習にしっかり取り組んでください。 

所属が決まった後は教育・教職センター内の教職課程支援室(国見キャンパス1号館1階)が、皆さんの学習や実習環境を常にバックアップしてくれます。

Q.社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を目指していますが、サポート体制はありますか?

2年次より社会福祉士や精神保健福祉士を目指す方の集まるゼミが開催されます。また学内には福祉実習指導室があり、皆さんの学習や実習環境を常にバックアップしてくれます。

なお、総合福祉学部として社会福祉士受験資格は220名、精神保健福祉士受験資格は60名の定員があります。当該資格の受験を希望される方は2年次に進級する際に選抜等が生じる場合がありますので、1年次のうちから積極的に勉強に取り組んでください。 

Q.学費・諸費について教えてください。

「入学諸納付金・実習費等」のページおよび奨学金のページをご覧下さい。 

Q.課外活動(クラブ活動)はどのようにして行いますか?

学内には体育系・文化系の部活やサークルが多くあります。まずは初年時に多くのサークルを見学してみてください。その中で自分にあったものを見つけるとよいでしょう。 

Q.在学生の満足度や授業に対する評価について教えてください。

本学では、入学時及び学年末に、満足度を含むアンケートを行い、公開・活用しています。学生アンケートのページをご覧下さい。

授業評価については、全科目で実施し、公開・活用しています。授業評価のページをご覧下さい。

他にも、各種調査、教員の研修、授業参観等を積極的に行い、質の高い教育と安全・安心・快適な学生生活となるよう、改善と向上に取り組んでいます。詳しくは、FDの活動報告のページ及びIR情報のページをご覧下さい。 

Q.大学生活上の様々な事柄を相談したいときのサポート体制について教えてください。

学習についての相談は、ゼミの教員や学科の学修創造支援員、助教、先輩学生のピアメンターなどが応じています。詳しくは学修支援のページをご覧下さい。心身の健康や人間関係についての相談は、保健室、ウェルネス支援室、学生相談室等で応じています。詳しくは学生生活サポートのページをご覧下さい。学生生活や学費・経済的支援についての相談は学生支援課で応じています。詳しくは学生生活ハンドブックとQ&Aのページをご覧下さい。 

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