2020/01/10 福祉心理学科

【学び】SDGsに基づく企業の社会貢献活動についてインタビュー調査を実施 / リエゾンゼミⅠ40組

後期のリエゾンゼミⅠ(1年次ゼミ)では、各組ごとにさまざまな問題解決学習(PBL:Problem Based Learning)に取り組みました。40組(担当:吉田綾乃・三谷聖也)の取り組みを紹介します。

40組は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)に基づいて行われている企業の社会貢献活動(corporate social responsibility:CSR)について学習しました。

具体的には、①企業の社会貢献活動の内容、②社会貢献活動の効果(企業内や地域など)、③社会貢献活動において重要な社会的・心理的要因、これら3点を明らかにすることを目的として、インタビュー調査を行いました。

4~5名のグループに分かれ、事前学習、取材先の選定、取材交渉、調査項目の準備、企業訪問マナーの学修などを経て、10月下旬から11月中旬にかけて各企業様へインタビュー調査に伺いました。その成果を報告書にまとめるとともに、1月8日(水)にインタビュー調査報告会を行いました。

学生の感想

『客としてではなく見学のために企業へ伺うのは初めてだったので、とても緊張しました。ホームページに書いてある内容だけでなく実際に企業の方からCSRについて聞けたことで、ネットだけではわからないお客様の話や社員個人としての心境、現在の実態などを細かく知ることができ、より理解を深めることができました。今回の活動で得た知識や価値観を今後の大学生活でも有効に活かしていきたいです。』

『今回の発表を通して、企業の普段の業務以外の取り組みを目で見て知ることが出来ました。もちろん企業ごとに取り組んでいる活動は違うけれど、他の班の発表も聞いて、世の中は企業の善意ある社会貢献活動に支えられているのだなと感じました。私たちが就職活動する際も、企業の業務内容や給与のことなどの情報の他にも、どのような社会貢献活動をしているのかについても知ることで、よりその企業の特色が見えるのではないかと感じました。発表に至るまでの準備でなかなかうまく進まないこともあったけれど、大きな学びを得られたと思いました。』
『他のグループのCSRの活動の発表を聞いて、食や、地域活性化、環境保護など企業によって何に重きを置いて活動するか様々だと感じた。また、その企業がCSRを行うモチベーションとして、”ありがとう”という地域の反応が共通していると思った。企業訪問を通して様々な企業の見えない努力を感じることができた。』

『今回のPBL活動の発表を通して、グループ全体を見てみると、CSRの効果は、やはり地域からの信頼に重きが置かれているなと感じた。CSRを行うことで社会のためになり、好感度が上がることで、企業のイメージも良くなり、結果的にその企業が発展することで、更に大規模なCSRを行い地域のためになるという良い循環が生まれているなと感じた。PBLに対し真剣に取り組むことができ、企業や地域について考える非常に良い機会になった。』

※感想は抜粋です。


半年間のPBLを通して、SDGsと企業の様々なCSRについて理解を深めるとともに、福祉心理学科の教育目標である「心理実践力」のうち、コミュニケーション力、対人調整力、問題発見・解決力、情報発信力などの基礎をひとりひとりが確実に身に付けることができたようです。

最後に、お忙しい中、快くインタビュー調査にご協力いただきました企業のみなさまに深く御礼を申し上げます。

取材先:
アサヒ飲料株式会社 様
株式会社 明治 様
株式会社 ローソン 様
株式会社 仙台銀行 様
三菱地所株式会社 様
(あいうえお順)

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