2020/02/13 福祉心理学科
【報告】第135回心理学コロキアムが開催されました
2月12日、国見キャンパスで第135回心理学コロキアムが開催されました。今回は、吉田綾乃(本学教授)が科学研究費補助金を得て行った研究の成果について報告しました(基盤研究C:課題番号16K04266)。
近年、進化心理学の観点から、人々は病原体との接触を避けるための心理的システム(行動免疫システム)を身に付けており、保菌者・罹患者を検知したり、検知した人を回避したりするように動機づけられている可能性が論じられています。そして、行動免疫システムが活性化すると、外集団卑下、多数派意見への同調傾向や保守的な社会政治的態度が強まることなどが明らかになっています。今回の発表では、行動免疫システムの活性化が、特にワーキングメモリキャパシティが豊富な人々において、スティグマを持つ人々に対する否定的な態度を強める可能性があることが報告されました。
発表後は、研究手法や研究知見の応用可能性などについて活発に質疑が交わされました。
近年、進化心理学の観点から、人々は病原体との接触を避けるための心理的システム(行動免疫システム)を身に付けており、保菌者・罹患者を検知したり、検知した人を回避したりするように動機づけられている可能性が論じられています。そして、行動免疫システムが活性化すると、外集団卑下、多数派意見への同調傾向や保守的な社会政治的態度が強まることなどが明らかになっています。今回の発表では、行動免疫システムの活性化が、特にワーキングメモリキャパシティが豊富な人々において、スティグマを持つ人々に対する否定的な態度を強める可能性があることが報告されました。
発表後は、研究手法や研究知見の応用可能性などについて活発に質疑が交わされました。
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