2021/09/20 福祉心理学科 社会福祉学科

【学び】仙台家庭裁判所を見学しました / 犯罪心理学ゼミ

写真は仙台家庭裁判所 ※裁判所ホームページhttps://www.courts.go.jp/sendai/index.htmlより。一部加工しています

最高裁判所 採用情報パンフレットより https://www.courts.go.jp/saiyo/pamphlet/index.html
最高裁判所 採用情報パンフレットより https://www.courts.go.jp/saiyo/pamphlet/index.html
福祉心理学科ではさまざまな施設の見学を行っています。

半澤利一准教授(犯罪心理学)のゼミでは、7月28日に仙台家庭裁判所(仙台市青葉区片平)を訪ねました。非行少年の審理や離婚、子どもの親権などについての調停、審判を行う家庭裁判所で、現職の家庭裁判所調査官や書記官の方から業務の実情や専門職としてのやり甲斐、職員採用などについて伺いました。

2016年9月にも仙台家裁を訪ねましたが、その際に参加したゼミ生の一人が今は現職の家庭裁判所調査官となり、今回の見学では家庭裁判所で働く若手職員としての所感だけでなく、本学での学びや進路選択における考えなどご自身の経験を後輩向けに話してくださいました。なお、新型コロナウイルス感染防止対策のため約30名の参加者が2班に分かれて所内を見学し、お話を伺いました。



参加者の感想

最高裁判所 採用情報パンフレットより https://www.courts.go.jp/saiyo/pamphlet/index.html
最高裁判所 採用情報パンフレットより https://www.courts.go.jp/saiyo/pamphlet/index.html※画像はいずれも承諾を得て使用しています
『少年調査面接により非行を起こした背景や成り立ちなどの多角的な情報を集め検討を行うことが分かりました。しかし、非行少年のほとんどがなかなか心を開いてくれないとお聞きし、非行の原因を見極めたり再犯を防ぐ方法を考えるのは骨が折れる仕事だと感じました。大学時代の先輩が、講義、ゼミ、アルバイト、サークルのどれにも真剣に継続的に取り組みながら試験に合格したことを心から尊敬します。お話を聞いて、自分も言い訳をせずに授業やアルバイトだけでなく、就職活動も本気で取り組んで後悔がない大学生活を送り、人に誇れるようになるため、今後も取り組んでいきたいです。(福祉心理学科3年)』

『実際の機関で家庭裁判所調査官という職業を現実的に知ることができ、自分の将来を考えていく上でとても貴重な時間となりました。家裁調査官として必要な能力は、法律の知識や法規を読み解く力の他、コミュニケーション力、相手の目線に沿って話を聞く力、そして、正確に着実に事務を行う力が挙げられることを確認できたことは大きく、それらの力を将来発揮していくために、いま何を学ぶべきなのか経験すべきなのかを考え、実行に移していく必要性を実感することができました。(社会福祉学科3年)』

『先輩のお話の中で、国際交流支援課を通じて海外の人たちと交流して色々な視点から物事を考えられるようになった、という部分が特に印象的でした。私も心理学を学んで認知の仕方は人それぞれに違うこと、様々な価値観があるということを知り、ゼミでも犯罪心理学の学びを通して行動の背景にあるその人の心理状態や環境を意識するようになりました。色々な視点から物事を考えられるようになり、多様な価値観を受け入れられ、心が広くなったと思います。私も将来の仕事の中で、大学で成長できたことを活かそうと思いました。(福祉心理学科3年)』

『先輩が家裁調査官になろうと思ったきっかけやどのように勉強を進めていたかについてのお話がとても参考になりました。私はいつも考えたり、調べたりするばかりで終わってしまっていたのですが、今回の見学会をきっかけにこれからは様々なことに躊躇せず、積極的に参加してみようと思いました。参加することによって、今回の見学会で刺激を受けたように新たな経験値を自分に増やしていきたいと思いました。(社会福祉学科3年)』

※感想は抜粋です

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