2023/01/27 福祉心理学科

【学び】3学年合同研究発表会を実施 / 社会心理学ゼミ

2023年1月26日(木)に社会心理学ゼミ2・3・4年生合同研究発表会が国見キャンパスで開催されました(担当:吉田綾乃)。

今年度は、実験研究や調査研究などに取り組んだ15件の発表が行われました。学年を超えて、様々な意見が交わされました。特に、4年生による卒業研究の発表は、後輩たちにとって研究構想のよい参考になったようです。

学生の声

『後輩たちの研究は、聞いたことがある単語から初めて聞くものまで幅が広く、どの発表も興味深く聞かせてもらいました。同じ結果を見ても考察の違いで新しい考え方や見方を得られたため、自分の知識として蓄えられた実感もあります。様々なテーマについての話を自分よりも詳しい方から聞くことができてとても楽しかったです。(4年生)』

『発表会では、他学年の研究にも触れることが出来、新しい学びが多くありました。研究のテーマも幅広く、思いつかないようなテーマや視点、考察など、なるほど!と感じることが多くとても刺激になりました。様々な発表を聞く中で、ますます心理学への興味が深まったように感じます。心理学は「学問」にとどまらず、常に身近にあるように感じます。ふとした疑問や興味から始まり、掘り下げて考え、自分なりに考察していくというプロセスは大なり小なり日常生活で生じています。それを学問として学び、難しさや面白さをゼミを通して感じることが出来ました。心理学を勉強してよかったなあと改めて感じた一日になりました。これからの生活でも、問題にぶつかることや葛藤が生じることがあると思いますが、その時に「どうして問題が生じたのか?」「どうしたら解決できるだろう」と、自ら考えて行動していこうという心構えに繋がったと感じています。(4年生)』

『4年生の先輩方の発表から、考察の深さに感動しました。結果Aに対して考察Bだけでなく考察Cも考えられるといった考察の仕方をしていて、自分が4年生になったらこんなにハイレベルな研究と発表ができるのか心配になりました。ですが、今日の発表会を通して学んだことはとても多いので、4年次の研究に繋げたいと思いました。また、簡潔にかつ伝えたいことを分かりやすく伝えることの難しさを改めて感じるとともに、自分の課題を見つけることもできたため、今回の発表会は私にとってとても有意義なものとなりました。4年生の研究ではさらに発展したものができるよう頑張っていきたいです。(3年生 )』

※感想は抜粋です。

発表タイトル

青年期におけるノスタルジアが時間的展望体験と精神的健康に及ぼす影響
自尊心がオンライン上のアバターに対する自己開示抵抗感に及ぼす影響
社会的支配志向性とジェンダー意識が女性の非正規雇用者に対する態度におよぼす影響
High Sensation Seekingと感覚処理感受性がネガティブ感情の反応性に及ぼす影響
セルフ・コンパッションが親密な二者関係における否定的行動に対する許しに及ぼす影響
仮想接触が外国人労働者や移民に対する態度に及ぼす影響
ギャンググループ体験が社会的スキルとオンライン上の対人関係に及ぼす影響
地域に対する愛着の低さが社会的迷惑行為に及ぼす影響
偶発的な接触と不安がパフォーマンスに及ぼす影響
性別と対人的な親密さが心理的負債感に及ぼす影響
愛着関係とパーソナルスペースの関連について
レジリエンスが親密な相手による社会的排除への反応に及ぼす影響
アニメ視聴による心理的経験の検討
Dark Triadにおけるマキャベリアニズムと対人葛藤方略スタイルの関連
コロナ禍の対面及びオンラインにおける行動が孤独感と対人不安に及ぼす影響
2月16日(木)には学科行事として『令和4年度 福祉心理学科研究発表会』が久しぶりに対面で開催されます。心理学実践研究実習に取り組んだ3年生の発表と4年生による卒業研究・ゼミ研究発表が行われます。実習やさまざまなゼミにおける研究成果を知ることができる貴重な機会ですので、福祉心理学科の学生はぜひ参加してください。

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