2022/10/28 教育学科
20221028_【学生報告】熊谷ゼミ 折立小学校訪問をして
令和4年10月13日に折立小学校を訪問し、特別支援学級の児童5名と、1学年の児童50名と交流を行いました。生活科ゼミで学んだ表現活動を生かした「ぐりとぐらのペープサートをまじえた寸劇」「エビカニクスのダンス」「紙芝居の読み聞かせ」を行いました。
特別支援学級の児童との交流では、最初はお互いに緊張しているのが伝わり、ぐりとぐらを見てもらっている時は、楽しんでもらえているのか不安になりました。でも、エビカニクスのダンスが始まると、「知っている」という声が聞こえ、子どもの表情が柔らかくなっていくのが分かり、私も安心して踊ることができました。紙芝居は、パンについてのお話を読んだのですが、「あんぱんだ」「メロンパンが好き」など、子どもから自発的な発言が多く出て、それに対して私たちも応える形で、コミュニケーションを取ることができました。終わりの時間では、ハイタッチをしてお別れをしたのですが、ハイタッチの力の強さや、その時の表情から、楽しんでくれたように感じて、ほっとしました。
1学年の児童との交流では、最初からとても元気で、緊張よりも楽しみな気持ちが強くなりました。ぐりとぐらの準備をしていると「絵が上手」「(色の)塗り方が上手」などたくさんの声が飛び交いました。絵について触れてくれるとは思ってもいなかったので、1年生の注目する視点は面白く、幅が広いなと感じました。カステラを児童を巻き込んで一緒に食べる場面があったのですが、この場面は、お話では動物たちがカステラを食べに集まってくる場面でした。ここを動物ではなく、折立小学校の児童が集まってくるように変え、児童がお話の登場人物の一員になるようにしました。練習の時は、「本物じゃないから食べられないよ」といった声が出てしまうのではないかと予想していたのですが、「おいしそう」「私にもちょうだい」「おかわりがほしい」など、予想とは全く違う反応を見せてくれました。子どもたちは、私たちの寸劇をしっかり見聞きし、物語の世界に入り込んでくれたからこその反応であったと思うので、本当に嬉しくて、楽しいと感じることができました。その後のエビカニクスのダンスでも紙芝居の読み聞かせでも、たくさん反応してくれたおかげで、私たちも楽しくコミュニケーションを取りながら交流することができました。
今回の折立小学校訪問を通して、今の小学生の実態を知ることができました。印象に残っていることは、1学年の児童との交流の時、たくさん反応を示してくれたのですが、興奮状態がなかなか収まらない場面が何度かありました。しかし、児童の中には、「静かにして」と自発的に声をかけている子どもが数名いるのが分かりました。この行動ができる児童がいることに、私はすごいと感じました。気づける力、行動に移せる力は、人としてとても大切な力だと私は考えているので、1年生でそれが身に付いている児童がいることに感心しました。教員になったら、小学校卒業までの間で、この輪が広がり、自分で気づいて切り替えができる力を身に付けることを目標にして、子どもと向き合いたいと思いました。
とても貴重な経験になりました。ありがとうございました。 市川知佳
特別支援学級の児童との交流では、最初はお互いに緊張しているのが伝わり、ぐりとぐらを見てもらっている時は、楽しんでもらえているのか不安になりました。でも、エビカニクスのダンスが始まると、「知っている」という声が聞こえ、子どもの表情が柔らかくなっていくのが分かり、私も安心して踊ることができました。紙芝居は、パンについてのお話を読んだのですが、「あんぱんだ」「メロンパンが好き」など、子どもから自発的な発言が多く出て、それに対して私たちも応える形で、コミュニケーションを取ることができました。終わりの時間では、ハイタッチをしてお別れをしたのですが、ハイタッチの力の強さや、その時の表情から、楽しんでくれたように感じて、ほっとしました。
1学年の児童との交流では、最初からとても元気で、緊張よりも楽しみな気持ちが強くなりました。ぐりとぐらの準備をしていると「絵が上手」「(色の)塗り方が上手」などたくさんの声が飛び交いました。絵について触れてくれるとは思ってもいなかったので、1年生の注目する視点は面白く、幅が広いなと感じました。カステラを児童を巻き込んで一緒に食べる場面があったのですが、この場面は、お話では動物たちがカステラを食べに集まってくる場面でした。ここを動物ではなく、折立小学校の児童が集まってくるように変え、児童がお話の登場人物の一員になるようにしました。練習の時は、「本物じゃないから食べられないよ」といった声が出てしまうのではないかと予想していたのですが、「おいしそう」「私にもちょうだい」「おかわりがほしい」など、予想とは全く違う反応を見せてくれました。子どもたちは、私たちの寸劇をしっかり見聞きし、物語の世界に入り込んでくれたからこその反応であったと思うので、本当に嬉しくて、楽しいと感じることができました。その後のエビカニクスのダンスでも紙芝居の読み聞かせでも、たくさん反応してくれたおかげで、私たちも楽しくコミュニケーションを取りながら交流することができました。
今回の折立小学校訪問を通して、今の小学生の実態を知ることができました。印象に残っていることは、1学年の児童との交流の時、たくさん反応を示してくれたのですが、興奮状態がなかなか収まらない場面が何度かありました。しかし、児童の中には、「静かにして」と自発的に声をかけている子どもが数名いるのが分かりました。この行動ができる児童がいることに、私はすごいと感じました。気づける力、行動に移せる力は、人としてとても大切な力だと私は考えているので、1年生でそれが身に付いている児童がいることに感心しました。教員になったら、小学校卒業までの間で、この輪が広がり、自分で気づいて切り替えができる力を身に付けることを目標にして、子どもと向き合いたいと思いました。
とても貴重な経験になりました。ありがとうございました。 市川知佳
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