2020/01/28 教育学研究科

【学生報告】社会科教育特論 6年生社会科「天皇の世の中」の模擬授業の実践

東北福祉大学大学院教育学研究科に所属する学生の活動を紹介します。

小学校6年の歴史分野は、中学校や高校とは比べものにはなりませんが、児童にとって、情報量が多く、さもすると、教科書の内容を覚えることに終始して、歴史の面白さや魅力を知らないまま中学校に進学してしまい、社会は嫌いな教科の1つになることが良くあります。

私は、この単元の授業を構想するとき、上に述べた社会科嫌いにしない授業はどうあるべきなのかを考えながら練りました。特に、社会科教育特論の課題であるデジタル教科書の生かし方にポイントを置いて考えてみました。デジタル教科書は児童用と教師用が使われていますが、教師用のみが教室で使用できる環境で児童が持つアイテムは紙媒体の教科書と資料集と学習ワークシートという条件で指導計画を立てて実践しました。実践の特徴を以下に示します。

➀ デジタル教科書の持つ、優れた資料性を生かす。
デジタル教科書は、洗練された動画や静止画の資料性にあります。感性に訴えることで、興味や関心を高めさせるのに有効だと考えます。また、歴史上の人物が初めて登場する単元であり、映像資料を読みとることにより人物の考えや生き方などを一斉授業で考えたり、討論したりすることができると考えました。

➁ 教科書や資料集は、調べ学習の道具として使用する(デジタル教科書を使用する場合の紙媒体の教科書の使い方の工夫)。
国語などでは、全員で教科書の音読などをしますが、社会科では教科書や資料集を調べ、学習の活動の中心となる資料と考えました。特に6年の社会科教科書は、1ページに多くの情報が掲載されており、多くの説明文となっています。教科書を教えるのではなく、教科書から学ばせる姿勢でいこうと考えました。

➂ 板書の工夫(KP法の部分的な活用)
デジタル教科書で、動画などの資料を扱うことは、それだけでかなりの授業時間を使うと考えられます。それで、板書の工夫としてKP法を部分的に活用しました。KP法は授業の流れを把握させることと、時間を短縮できるといったメリットがあります。具体的には、本時の課題や人物の名前などの決まっていることは、事前にカードにプリントし、磁石を裏面につけて、黒板に貼り付け、書く時間を短縮します。また、カードは最後まではっておき、まとめの時に振り返りとして使います。チョークで書くのは、基本的に児童の発言だけとしました。

以上が模擬授業の実践で試みたことです。反省としては、私はデジタル教科書のほんの一部しか知らないまま模擬授業を行ったことです。使いこなすには、まだまだ学習する必要があります。

最後に、今回、三浦和美先生のご指導のおかげで、デジタル教科書と出会うことができ、大変に良い学びができました。ありがとうございました。
(大脇賢次) 
模擬授業の様子
模擬授業の様子

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