2022/09/22 情報福祉マネジメント学科 リハビリテーション学科

【経過報告】eスポーツを活用したフレイル予防並びにデジタルデバイド解消に関する体験会の終了

東北福祉大学は、仙台市、仙台eスポーツ協会、東日本電信電話株式会社宮城事業部(以下NTT東日本)と「高齢者のフレイル予防及びデジタルデバイド解消に向けた産官学連携協定」に基づいた実証を行っています。

9月16日に仙台市台原老人福祉センターにおいて「高齢者のフレイル予防及びデジタルデバイド解消に向けた産官学連携協定」に基づいて実施されてきましたeスポーツ体験・タブレット体験会の修了式が行われました。

本実証は、2022年4月より高齢者の日常生活における効果的なeスポーツの取り入れや、デジタルデバイド解消施策を推進し、高齢者の健康増進及び生活の質向上を目標に実施されています。今回は実証における効果測定のためのデータ収集を目的としたeスポーツ体験・タブレット体験会の期間終了に伴い実施されたものです。
修了式の前には、効果測定を行うためのデータ収集として、集団認知テスト、体力測定、アンケートが行われました。測定終了後には、会場内に設置されたeスポーツ体験・タブレット体験ブースに移動し、他の参加者とともに楽しくeスポーツなどをプレイする方が多くいらっしゃいました。

修了式ではこれまでの体験会の様子をまとめた振り返り動画を上映した後に、協定に参加している4者の代表より感謝のコメントとともに、実証参加者全員に感謝の意を表す修了証書が授与されました。
また、参加者からは、「今回の取り組みは、とても楽しかったのでぜひ継続的に実施してほしい」などのコメントをいただくことができ、惜しまれながらも無事に体験会を終了することができました。

出席した情報福祉マネジメント学科 高橋俊史講師からは「eスポーツとはなにかわからないと言われて始まったこの体験会に、最後まで参加いただけるのだろうかと心配から始まったが、多くの方に最後まで参加いただけたこと、そして、楽しかったと評価していただいたことに感謝しています」とのコメントがありました。

今後は当初の予定通り、データ分析期間に移行し、9月までに取得した体力測定のデータ並びにアンケート等のデータを基に、eスポーツがフレイル予防という観点でどのような効果をもたらすか、高齢者のデジタルデバイド解消のためにどのような配慮が必要であるかについて分析を進めることとなります。

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