2026/03/25 社会福祉学科
清水冬樹准教授が科研費成果シンポジウム「被災地の子ども・若者を支えた地域の力」実施
2026年3月15日、東北福祉大学仙台駅東口キャンパスにて、社会福祉学科の清水冬樹准教授の、日本学術振興会 科学研究費助成事業(科研費)研究成果報告「被災地の子ども・若者を支えた地域の力 南三陸と能登における『ハレ』の場を手掛かりとして」と題したシンポジウムが開催されました。東日本大震災から15年が経過した南三陸と、現在の能登。この二つの地域を「ハレ(まつり・伝統芸能・法要など)」という視点で結び、災害後の地域においてこれらが果たしてきた役割を、子どもたちの経験を手がかりに捉え直しました。
◆ 報告の主な内容
災害によって日常が損なわれる中、地域のまつりや伝統芸能が持つ本質的な意義について、登壇者による報告と議論を行いました。
子どもたちの経験から捉え直すまつりの意義:南三陸の伝統芸能などの実践を通じ、子どもたちにとって、まつりが地域とつながるための極めて重要な体験であり、自分と地域を結ぶ原点であることを改めて確認しました。
能登における実践報告:能登の寺院において、住職が「つなぐマーケット」という形で場所をひらき、地域住民が集う「ハレの場」として機能させた具体的な実践が報告されました。
地域文化としての位置づけ:まつりや伝統芸能を「地域文化」として捉え直すことで外部からの支援がより関わりやすくなる可能性や、コミュニティを支える場としての機能について検証しました。
◆ これからの災害支援に向けて
これまで十分に言語化されてこなかった、災害後における「ハレの営み」の意義。南三陸の伝統芸能や能登の寺社の実践、そして子どもたちの実体験から、これからの災害支援と地域づくりのあり方を問い直す機会となりました。

(旧Twitter)
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