2023/08/24 社会福祉学科

清水冬樹ゼミ(リエゾンゼミⅢ)フィールドワーク:大学近隣における放課後のこどもの居場所づくり

3年生の清水ゼミでは昨年度に引き続き、大学近隣にある「ひなたぼっこ」をお借りしながら、子どもの居場所づくりを大きなテーマとして活動をしています。
今年度は6月と7月に、それぞれ2回ずつひなたぼっこでの活動に取り組むことができました。

6月 バルンアート

バルーンアート体験の様子
バルーンアート体験の様子
ゼミ生のうちふたりから、バルンアートをこどもたちと一緒にやってみたいという意見が出て、5月から準備を始めてきました。当日、こどもはどのぐらい来るかわからない中、どうしたらコロナへの対応を万全にしつつ、こどもたちと一緒に楽しく過ごすことができるか、一生懸命計画を立てて、当日を迎えました。

当日は、地域のこどもたちが7〜10人ほど、ひなたぼっこに足を運んでくれました。ゼミ生のうち1人は、これまでバルンアートに取り組んだことがあったようで、先生役を買って出ていました。他のゼミ生はほとんどバルンアートに触れたことがなかったため、子どもたちと一緒に教えてもらっていました。

バルンアートをしつつ、こどもたちから普段の学校のことや家庭のこと、テレビ番組のことなどたくさんの話が出てきました。ゼミ生たちが、きちんとこどもたちの話を聞いていた姿がとても印象的でした。

7月 七夕飾りとかき氷づくり

七夕飾りづくりの様子
七夕飾りづくりの様子
6月のバルンアートのあと、ゼミ生のうち2人が保育士実習に入ったため、残ったゼミ生で7月の準備をしてきました。夏といえば七夕とかき氷ということで、企画を立ててきました。

両日とも、地域の子どもたちが7〜8人ぐらい遊びに来てくれました。特に印象的だったのは、かき氷づくりでした(かき氷以外にもポップコーンや綿菓子もゼミ生が用意しました)。こどもたちと一緒に食べながら過ごすと、自然と一体感が生まれます。この一体感が、こどもたちの安心につながり、居場所になっていく様相を見て取ることができました。

3年生は保育実習やソーシャルワーク実習などとても忙しく、こうしたフィールドワークを展開していくことは、決して簡単なことではありません。ですが、ゼミ生の意欲とひなたぼっこからのご協力、そして何より足を運んでくれたこどもたちの笑顔が、私たちの原動力になっていきます。現場実習は学生にとってとても大事な学びの場ではありますが、ゼミ等のフィールドワークで得られる学びもまた格別です。特にゼミ生同士の切磋琢磨と学生の個性ある発想が醍醐味だと教員として常々感じています。

後期も引き続き、フィールドワークを展開していきたいと考えています。
七夕飾りづくり
七夕飾りづくり
かき氷づくり
かき氷づくり
かき氷づくり
かき氷づくり