2018/02/13 医療経営管理学科

【授業紹介】「公衆衛生学」 

医療経営管理学科2年 小野愛華


学生のノートを元にした授業紹介。
今回は2年生の小野愛華さんによる「公衆衛生学」です。
公衆衛生学は、人が健康に生きるための、集団や地域の生活環境について学びます。
授業では「保健衛生の歴史的変遷」「疫学の発展とその成果」「現在の科学・医療技術や保健医療福祉制度」などを通して「健康を巨視的に捉える方法と、健康を共有する方法を幅広く学び」ます。
そして、「保健・医療・福祉関連の職種に就く上で求められる基礎知識の習得を目指す」ことを、授業の目的として設定しています。

具体的には次の4点が到達目標です。
・疫学の専門用語を理解し、疫学に基づいて社会現象を正しく理解することができる。
・環境が人々の健康に及ぼす影響を理解して説明できる。
・社会の諸制度について、その成立過程や今後の課題も含めて理解し、概説できる。
・公衆衛生の観点を持ち、積極的に社会に参画して、病気の予防や健康増進に貢献できる人物になるための素養を身につける。 

「公衆衛生学」の紹介

付箋が貼られた教科書
学習に使用された教科書。付箋が貼られ、重要な点に書き込みやマーキングがあります
 【授業テーマ】
人間が生きていく上で欠かせない公衆衛生の意義、社会における公衆衛生の役割・展開について学び、自らも積極的に社会に参画、健康の維持増進に努めることを目指します。

【学習内容】
現在に至るまでの保健衛生の歴史的変遷、疫学と専門用語、現代での環境問題・感染症他諸問題、様々な保健、医療制度と医療政策など広い分野にわたって学びます。

【講義の進め方】
テキスト中心に講義が進められていきます。先生が用意してくださるプレゼンテーションファイルに基づき、プロジェクタを用いてテキストの要点を解説していきます。

授業「公衆衛生学」の魅力

「公衆衛生学」のノートの1ページ
「公衆衛生学」のノートの1ページ
【講義のポイント】

①図・表・写真が豊富
ただ公衆衛生についての用語を淡々と解説するのではなく、その用語に関連した図や写真も一緒に解説して下さるので用語が視覚化され、記憶の定着に繋がります。(例えば、PM2.5とスギ花粉の大きさの比較)

②テキスト以外の重要点
テキストには載っていない用語・文献も紹介して下さいます。(例えば、感染症の概要とそれにまつわる病気、ニュース等)それによって保健衛生に対する興味・関心も深まりますし、現代に起こっている時事につきましては気づかされ、触発される事が多いと思います。

③先生による経験談
授業内容に関連して、口腔ケアを通して先生自らが留学、国際交流を図ったときの経験談やせんだんの丘での高齢者歯科医療の取り組み等も紹介して下さいました。特に私は、日本と諸外国での歯科医療に対する違いや仕組みのお話が大変印象深かったです。

【受講のアドバイス】
先生の作成したプレゼンテーションファイルを活用し、自分なりにノートをまとめておくと良いと思います。(私は、まず授業の要点をノートにまとめ、次にテキストにその要点を赤線でもう一度引き、他に自分が気になった部分や大事だと思う所を黄色線で引きました。)また、多くの統計資料や表もテキスト中に出てくるので、それを理解する能力も求められます。主に疫学にまつわる専門的な用語は分かりにくいため、別途に自分で調べたり先生に質問したりと対策を練ると良いでしょう。

【講義を通して】
公衆衛生は、医療従事者や保健・福祉関係に携わる職種だけではなく、社会人の一般的教養としてしっかり身につけるべきであると感じました。こういった"学び"はこれから自分が職に就く上でもこれからの未来を担う若者としても、大いに活かせる大きなチャンスであるとともに、日頃から多くの事象・社会情勢に目を向け、視野を広く捉えることが大切ではないかと思います。
 

授業担当教員から

「公衆衛生学」担当 渡部芳彦 教授(歯科医師)

 本講義を履修する多くの学生がその内容の幅広さに驚くようです。しかしそれらの知識は、医療系資格はもとより、一般教養として就職試験などで問われる事柄も多いので、できるだけ視覚的に示したり、最近のニュースの引用などによって、わかりやすく教えることを心がけています。

 授業はテキストに沿って進めますが、板書事項をパワーポイントで示して説明し、学生がノートに書き写す時間の確保に努めています。また、パワーポイントの資料は後日edutrackで閲覧可能にしています。小野さんのノートはとてもカラフルで、単に全てを書き写しているのではなく、自分なりに工夫して整理しながら書いていますね。理想的なノートであり、大学生としてこのような学習姿勢が大切だと思います。

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