2022/09/28 医療経営管理学科

【授業紹介】「救急医学総論」 

救急救命士が病院前救護で果たすべき役割と、救急救命士の医療関係職種としての責務について学ぶ科目です。
「救急活動の流れ」「災害医療体制」「救急救命士法などの法令」「標準予防策」「リスクマネージメント」
などについて学びます。

学生による授業の紹介

授業の様子
授業の様子
【授業の概要】
日本の救急医療体制や、病院前医療での救急救命士の役割を学び、救急救命士がどのような活動をするのか、どのような組織で活動しているのかなどを学びます。
 
【この授業の進め方】
救急医学総論はおもにテキストと、スライド資料をもとに講義が行われます。テキストに沿った内容がほとんどで、重要な内容の解説を聞き、メモをとったりテキストにチェックしたりすることで理解を深めます。また、授業範囲にあわせて救急救命士国家試験の過去問も詳しく解説してくださいます。
(林さん)

スライドで資料を見ながら講義を聞くほか、グループワークで活動したりします。(岩間さん)

【この授業の楽しいところ】
消防での勤務で、救急救命士として活躍されていた先生が、現場の体験談を交えながら解説してくださいます。現場ならではの興味深いお話を聞くことができてとても楽しいです。また、災害時を想定したトリアージを、様々な傷病者の例が書かれたカードを用いて練習することもあり楽しく学ぶことができます。(林さん)

先生が救急救命士として活動したときの体験談、感想など教科書ではわからないことも教えて下さるので、とても面白いです。将来、救急救命士を目指すうえで、このようなリアルがあると教えて下さるので、とても勉強になります。(岩間さん)
配布資料
配布資料
【この授業の大変なところ】
同じような言葉がでてきたとき、それぞれの正しい解説を覚えることが大変でした。解説文をしっかり理解しないと間違った組み合わせで覚えてしまうこともあったので、テキストのわかりにくい表現は自分がわかりやすいようにメモを書き加えると良いと思いました。(林さん)

専門的な知識が多く難しく感じますが、先生の教えて下さるポイントをおさえていれば大丈夫だと思います。(岩間さん)
 
【授業の感想】
実際に消防署で働いていた先生が教えて下さるのでとても分かりやすいです。体験談も教えて下さるので、将来どのような環境で活動するのかなどをイメージできます。(岩間さん)

授業ノート
授業ノート
救急救命士の意義や役割を学ぶことで、自分の目指している救急救命士がどのような職業なのか知ることができました。テキストの文章量は多いですが、要点を分かりやすく解説してくださったのでとても理解しやすかったです。また、先生の体験談を交えて解説してくださったので、状況をイメージすることができ、理解を深めることができました。(林さん)

【受講のアドバイス】
先生のアドバイスをしっかり聞いて重要なポイントを抑えていきましょう。(岩間さん)

授業にでてくる重要なポイントは逃さずにメモすることや、テキストに線を引くことが大切です。また、救急救命士について自分で興味を持ったことを調べるのも授業の内容を理解するには大切なことだと思います。この授業は救急救命士国家試験の対策にもなるので、テキストを使用し理解するまで必ず復習することが必要だと思います。(林さん)

(2年生 岩間雄史さん、2年生 林心暖さん 2022年現在)

教室の様子
教室の様子
授業を受講する学生
授業を受講する学生
投影資料
投影資料
救急医学総論担当 福田理絵 助教

救急医学総論は、救急医療体制や救急活動の流れを理解し、救急救命士として働くために必要な骨格を学びます。医学の専門的な授業とは異なり、法律であったり倫理的な話であったり難しい内容も多く含まれますが、テキストの内容の解説と印象に残るような経験談などを織り交ぜ、少しでも興味が持ているような授業を行っています。また、カードを使ったトリアージ訓練をグループワークに取り入れ、協力して問題解決できるような機会も設けています。シュミレーション実習では特定行為を実技として学習しますが、特定行為を行う根拠をこの授業を通し学び理解することで、医療従事者としての自覚と責任を感じて欲しいと思っています。

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