「社会科教材研究」(小学校・特別支援学校)

学科の特色ある講義紹介シリーズとして初等教育専攻で開講されている「社会科教材研究」を紹介します。

「社会科教材研究」の概要

デジタル教科書を使った発表
デジタル教科書を使った発表
次期学習指導要領では、「言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力」を育成することが求められています。小学校でも、各教科の中に情報活用能力等の学習の基盤となる資質・能力の文脈を埋め込みつつ、同時に各教科の見方・考え方に基づいた主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくりに対して用いることのできるICT環境が欠かせないものとなっています。

こうした動向に対応して、 三浦和美教授は早くから「社会科教材研究」等において、ICTを効果的に活用した授業づくりの指導に当たっています。「社会科教材研究」は、将来小学校で社会科の授業をICTも含め教材・教具を効果的に活用しながら行えるよう、教材研究に係る知識と技能を身につけることを目的としています。

11月にマルチメディア教室で行われたある授業では、三浦教授からデジタル教科書の活用に係る講話の後、4年生が教師用デジタル教科書を使った模擬授業を行いました。受講生のほとんどはデジタル教科書を使ったことがありません。ですから、まずは学生自身がデジタル教科書を体験することを重視するということで、模擬授業を受けながら同時に一人ひとりが体験版(東京書籍)を操作し、使い方を学んでいきました。その後、体験を通して実感した良さと留意点について各自が振り返り、グループや全体で意見交流をしました。

受講生からはデジタル教科書の活用によって、児童の興味関心を高め、授業にメリハリがつく、資料が豊富で、文字や図表等の拡大によって読み取りやすい、タイマー機能もついて見通しを持ちやすいなど多くの利点が挙げられました。一方で、教師独自の資料の扱いや習熟に要する時間、トラブル対応や紙の教科書との併用に関わる問題点等が出され、考えを深めることができました。

履修学生の声

  • デジタル教科書を今日実際に自身で体験してみて、とてもワクワクしました。字を大きくすることができたり、現場の動画を見たりすることができて、授業に集中することができました。慣れてくるといたずらする子どもが出てきたりするおそれがあると感じました。(2年 菅谷英都さん)
  • 教育実践活動のときにデジタル教科書を使った社会科5年の授業を見ることができました。先生は上手く活用し授業を行っていました。今回は自分で操作してみて便利に思った点や留意点がいくつか浮かび、他の意見も聞いて納得しました。もし、使う機会があったら頼りすぎず使い方をよく考え、より良い授業を目指したいです。(2年 菅原陸斗さん)
  • デジタル教科書の使用開始が2020年度からと聞いて、イメージしてみると、本当にすぐだと思いました。使いこなすためにどう活用すべきか考える必要があると感じました。(2年 佐藤都さん)
  • ゼミで触れたり実践活動で見たりしていましたが、模擬授業を受けて感じることができたのは、情報が正しく分かりやすく入ってくることでした。一方で留意点もたくさん挙げられたので考える必要があると思いました。(2年 田中日奈子さん)
※三浦和美教授は学内制定の2015年度グッドティーチャ—、「社会科の指導法」「教育相談の理論と方法」は同じく2015年度グッドレクチャ—に選ばれています。

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