学習の手引き -2012~2016-
平成24年~平成28年度入学者用
資格・免許状取得のための履修方法
Ⅲ 特別支援学校教諭一種免許状
【重要】本学の学部改組と「教育職員免許法」上の規定により,特別支援学校教諭免許状取得にはさまざまな制約がございます。
概要は下記です。
- 取得可能な方(概略)
- 平成28年度4月までの新入生で,幼・小・中・高のいずれかの基礎免許状を所持している方,または平成26年度4月までの新入生で,本学で高等学校教諭一種免許状(福祉)取得希望として登録し,教育実習を平成29年7月までに受講できる方のみ。なお,科目等履修生や正科生への再入学などの学籍変更は不可。
- 必要な科目
- 下記の説明のとおり
- 学習期限
-
「障害者教育実習事前指導」スクーリング受講:平成29年7月下旬まで
「障害者教育実習」受講:平成30年2月まで
その他の科目:平成31年2月まで - 履修登録期限
- 平成29年度まで(平成29年11月の追加履修登録まで)
- 科目等履修生
- 履修する年度に正科生の履修者がいない科目は,特別支援学校教諭免許状取得のための科目として認められなくなります。
- 履修方法上の留意点
- 下表記載の履修方法:RorSRの科目でも今後のスクーリング開講予定がない科目が大半です。
- 平成27年度までの3年次編入学者で退学年度1年間の単位修得科目が1単位以上10単位以下の場合特例返金制度があります。手続きの詳細は『試験・スクーリング情報ブック2016』でご案内。
- その他留意点
- これまでの『学習の手引き』,および『With』参照。 ※今後の『With』でのご案内,その他ご連絡にもご注意ください。
1 新しいカリキュラム(新法)で特別支援学校教諭一種免許状取得を目指す方へ
平成19(2007)年4月以降の入学者(2・3年次編入学者を含む)は,原則として新法のカリキュラムで特別支援学校教諭一種免許状を取得することができます。
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者,肢体不自由者,病弱者,聴覚障害者)を取得するためには,下記の条件が必要です(平成19年改正教育職員免許法5条別表1)。
- 学士の学位を有すること,および小学校,中学校,高等学校または幼稚園の教諭の普通免許状(一種でも二種でも可)を有すること。
-
本学において「特別支援教育に関する科目」を下記のとおり履修すること。
- 「知的障害者,肢体不自由者,病弱者」の3つの領域の免許状を取得希望の方は,下記表に◎と◯のついた14科目29単位の修得が必要です。
- 「知的障害者,肢体不自由者,病弱者,聴覚障害者」の4つの領域の免許状を取得希望の方は,下記表に◎と◯のついた16科目35単位の修得が必要です。
-
履修上の特例
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1 )特別支援学校の教員として3年以上良好な成績で勤務した旨の実務証明責任者の証明を有する方
「障害者教育実習の事前・事後指導」「障害者教育実習」の2科目3単位の履修は免除されます(上記⑵に記載の必要単位数は3領域の場合26単位,4領域の場合32単位になります)。
※免除に該当するかどうかは,本学では判断ができませんので,勤務地の都道府県教育委員会にお問い合わせください。 -
2 )特別支援学校の教員として3カ月以上良好な成績で勤務した旨の証明を有する方
「障害者教育実習の事前指導」スクーリングの受講が免除される場合がありますので,免除希望者は『レポート課題集D(特別支援編)』記載の諸手続きやレポート提出(細案による指導案が必要)を期限までに行ってください。
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1 )特別支援学校の教員として3年以上良好な成績で勤務した旨の実務証明責任者の証明を有する方
平成19年改正教育職員免許法による特別支援学校教諭一種免許状取得カリキュラム(社会福祉学科)
免許法施行規則に 定める科目区分 |
単 位 |
本学の開設授業科目名 | 単 位 |
配当年次 | 中心となる 領域 |
含む領域 | 履修方法 | |
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特別支援教育の基礎理論に関する科目 | 特 別 支 援 教 育 に 関 す る 科 目 26 単 位 以 上 |
◎障害者教育総論 | 2 | 2年以上 | ─ | ─ | R or SR * | |
特別支援教育領域に関する科目 | ・心身に障害のある幼児,児童又は生徒の心理,生理及び病理に関する科目 | ◎知的障害者の心理 | 2 | 3年以上 | 知的障害者 | ─ | R orSR * | |
◎知的障害者の生理・病理 | 2 | 3年以上 | 知的障害者 | ─ | R | |||
◎肢体不自由者の心理,生理・病理 | 2 | 3年以上 | 肢体不自由者 | ─ | R | |||
◎病弱者の心理,生理・病理 | 2 | 3年以上 | 病弱者 | ─ | R | |||
○聴覚障害者の心理 | 2 | 3年以上 | 聴覚障害者 | ─ | R | |||
○聴覚障害者の生理・病理 | 2 | 3年以上 | 聴覚障害者 | ─ | R | |||
・心身に障害のある幼児,児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目 | ◎知的障害教育 | 4 | 2年以上 | 知的障害者 | 肢体不自由者 | R or SR * | ||
◎肢体不自由教育 | 2 | 2年以上 | 肢体不自由者 | 知的障害者 | R or SR * | |||
◎病弱教育 | 2 | 2年以上 | 病弱者 | ─ | R | |||
○聴覚障害教育 | 4 | 2年以上 | 聴覚障害者 | ─ | R or SR ** | |||
・心身に障害のある幼児,児童又は生徒の心理,生理及び病理に関する科目 ・心身に障害のある幼児,児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目 |
病弱教育総論 | 2 | 3年以上 | 病弱者 | ─ | R | ||
免許法に定めることとなる特別支援教育領域以外の領域に関する科目 | ・心身に障害のある幼児,児童又は生徒の心理,生理及び病理に関する科目 ・心身に障害のある幼児,児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目 |
◎重複障害教育総論 | 2 | 3年以上 | 重複・ LD等領域 |
─ | R or SR * | |
発達障害者の心理 | 2 | 3年以上 | 重複・ LD等領域 |
─ | R or SR ** | |||
◎発達障害教育総論 | 2 | 3年以上 | 重複・ LD等領域 |
─ | R or SR * | |||
自閉症教育総論 | 2 | 3年以上 | 重複・ LD等領域 |
─ | R or SR * | |||
△言語障害教育(注) | 2 | 3年以上 | 重複・ LD等領域 |
聴覚障害者 | R | |||
◎視覚障害教育総論 | 2 | 2年以上 | 視覚障害者 | 知的障害者 | R or SR * | |||
心身に障害のある幼児,児童又は生徒についての教育実習 | ◎障害者教育実習の事前・事後指導 | 1 | 3年以上 | ─ | ─ | SR (特例R) |
||
◎障害者教育実習 | 2 | 3年以上 | ─ | ─ | 実習科目 |
(注)平成27年度より「コミュニケーション障害教育」から「言語障害教育」に科目名変更。平成26年度までの単位修得者は「コミュニケーション障害教育」。
*平成28年度以降スクーリング開講予定なし
**平成29年度以降スクーリング開講予定なし
2 障害者教育実習事前指導・実習受講条件について
実習受講までにあたって,下記の3つの段階で,特別支援教育に関する科目のうち一定程度の単位を修得しているなどの条件が付されています。条件の詳細は,『レポート課題集D(特別支援編)』をご覧ください。(1)(2)はどちらが先でも結構です。
- (1) 障害者教育実習のための内諾依頼状発行時点
- (2) 障害者教育実習事前指導スクーリング申込み時点
- (3) 障害者教育実習のための正式依頼状発行時点