担当教員● | 加藤 伸司 |
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高齢者心理学の取り組んできた様々な課題について基本的な理解を深める。具体的には「加齢の考え方」「加齢による心身の変化」「感覚・知覚機能の変化」「反応時間の変化」「記憶の変化」「知能の変化」「認知症の理解」等のテーマについて系統的に学び、高齢者に対する心理学的な理解を深めていく。これらのテーマを基本的に理解した上で、高齢者に対するアセスメント技法や、心理学的援助技法について学んでいく。さらに、高齢者心理学の研究方法について、グループ別のディスカッションを繰り返しながら、模擬研究計画を作成し、高齢者心理学の研究の視点について体験的に学習し、高齢者心理研究の研究方法を習得していく。
スクーリングを受講する前に、高齢者心理研究(老年心理学特講)の課題レポートを提出してから高齢者心理演習(福祉心理学研究演習Ⅴ)のスクーリングに出席することが望ましい。またスクーリングまでに、高齢者に対する心理学的アセスメントや援助技法に関する書籍、文献をいくつか読み、自分自身の理解を深めておくこと。
次の2つの課題から1つ選択しなさい。
課題1 |
高齢者に対するアセスメント技法について、自分の興味のあるものを選択し、その使用目的、使用方法、結果の判定方法についてまとめ、自分自身の意見を交えて考察する。 |
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課題2 |
高齢者に対する心理学的援助技法について、自分の興味のあるものを選択し、その実施目的、実施方法、効果についてまとめ、自分自身の意見を交えて考察する。 |
課題1 |
アセスメント技法に関しては、特に認知機能検査を中心にまとめた書籍や論文が多い。それらの文献をいくつか読み、その使用目的や使用方法、結果の判定法についてまとめ、自分自身の意見も交えながら考察する。 |
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課題2 |
心理学的援助技法に関しては、一般の高齢者だけではなく、認知症高齢者を対象にしたものも多い。レポートをまとめるにあたっては、様々な援助技法のなかから、自分の興味ある技法を一つ選択し、その実施目的や実施方法、効果についてまとめ、自分自身の意見も交えながら考察する。 |
(赤字=大学から送付される必読図書)