担当教員● | 三浦 俊二 |
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社会福祉事業法が社会福祉法に改正され、「地域福祉」ということばが社会的に認知されたような感がある。ここでは地域福祉の推進、市区町村での地域福祉計画の策定などが義務づけられ、この分野も新たな展開をみせはじめている。そうしたなかで、柔軟な姿勢をもつとともに地域生活の変化に対して対応できなければならない。また、地域福祉権利擁護事業などがはじまり、新しい法や制度、事業などが展開している。
修士論文などを地域福祉分野で取り組もうとしたとき、テーマの設定や内容について十分に考慮する必要があろう。なぜかといえば、学問的に地域福祉という分野は新しく、なおかつ福祉全体を包括的に取り扱うこともでき、テーマの絞り込みが重要である。そうしたなかで、地域福祉を時代的な変遷のなかで段階的に捉え、問題点を絞り込み、各自の視点というものをもつことを意識して取り組んでほしい。
「地域福祉研究」の柱としては、
の6つとする。
課題1・2 |
レポートの課題は、前記1から6のなかから2つを選択し、それぞれ論述せよ。一般論として論述してもよいし、特定の地域について事例研究として論述してもよい。 |
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参考文献を活用すること。また、資料や文献については、自ら収集することに努力を惜しまないで取り組んでほしい。どのようなテーマを選択するにしてもテーマの時系列的な変化を捉え、発展的な展開を意識しておかなければならない。
(赤字=大学から送付される必読図書)