地域の高齢者や専門職との交流
シルバーリハビリ体操の皆さんと
初日は、川井保健センターで行われたシルバーリハビリ体操に参加し、地域の高齢者の皆さんと交流しました。その後、特別養護老人ホーム心生苑を訪問し、畠山充施設長、夏屋郷治相談員、かわい地域包括支援センターの永田寿美子管理者から、川井地区の現状や課題、地域の高齢者を支える専門職の取り組みについてお話を伺いました。
学生たちも事前学習で調べた川井地区の特徴などについて発表し、専門職の方々との意見交換を通じて、人口減少や高齢化が地域の暮らしに及ぼす影響について理解を深めました。
高齢者へのインタビューと地域資源の調査
インタビューにご協力いただいた嵯峨様ご夫妻と
2日目は、川井地区に暮らす方のお宅を訪問し、これまでの生活や地域への思い、日々の暮らしについてお話を伺いました。インタビューでは、長年暮らしてきた地域への愛着や、豊かな自然、人とのつながりを大切にしながら生活する姿に触れることができました。一方で、集落の人口減少や、老後の移動手段、野生動物による生活への影響など、生活者の視点からの課題を知ることができました。
午後は、川井小学校・中学校、高齢者生活福祉センター、デイサービスセンター、診療所など、川井地区のさまざまな地域資源を調査しました。
地域の歴史文化と住民の支え合いを学ぶ
専門職の方々との交流の様子
最終日は、宮古市北上山地民俗資料館を訪問し、川井地区の歴史や文化、地域の人々の暮らしについて学びました。その後、小国地区の「里の駅 おぐに」を訪問し、元民生委員の中野すえ子様から、地域の高齢者が抱える生活課題や住民同士の支え合いについてお話を伺いました。里の駅の食堂は、地域住民が集える居場所としても活用されていました。
3日間のフィールドワークを通じて、学生たちは人口減少や高齢化によって生じる課題だけでなく、地域に暮らす人々の思いや、豊かな自然、住民同士のつながりなど、川井地区が持つ多くの魅力に触れることができました。また、住み慣れた地域で暮らし続けることは、単に生活に必要なサービスがあることだけでなく、地域への愛着や人とのつながり、自分らしい生活を続けられることとも深く関わっていると考える機会になりました。
ゼミでは、今回のフィールドワークで得られた学びを整理し、今後の学習につなげていきます。
ご協力いただきました川井地区の専門職の皆様、そして温かく迎えてくださった地域住民の皆様に、心より感謝申し上げます。
文責 石附 敬
ゼミ生の感想(一部抜粋)
似内校長先生からお話を伺っている様子
- 「高齢者の方とお話しさせていただいて、みなさん自分の地元と言える川井地区のことをすごく好きでいらっしゃって素敵でした。」
- 「地域の方のお話を伺う中で、自然に囲まれた環境や人とのつながりを大切にしながら生活する姿がとても印象に残っています。シルバーリハビリ体操やインタビューなど、地域の方々と直接関わることで、資料だけでは分からない地域の魅力や温かさを感じることができました。」
- 「地域の方々はとても明るく元気で、人とのつながりが強く、それぞれが自分なりの楽しみを持って生活していることが印象に残りました。その一方で、継続が難しくなり、地域にあったさまざまな施設が無くなっており、薬局まで無くなったという話から、地域で暮らし続けるための環境を維持することの難しさも感じました。また、住民主体の活動であっても、活動を始めるまでにはさまざまな難しさがあり、社協などの専門職が地域の人たちを支えながら活動につなげていくことの重要性を学びました。」
- 「川井地区の現状は、今後の日本の姿を映し出しており、同じような課題に直面する地域がさらに増えていくと考えられます。こうした現実を受け止めながら、今回の貴重な経験をもとに、これからの地域社会に貢献できるよう学び続けていきたいと思います。」
地域資源調査の様子 閉伊川にて
中野様からお話を伺っている様子
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