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福祉心理学科

芸術との出会いが広げる、多様なものの見方 —リエゾンゼミⅠで「芹沢銈介美術工芸館」を見学

10月14日、福祉心理学科のリエゾンゼミⅠ・38組(担任:吉田・小林)の学生が、学内にある「芹沢銈介美術工芸館」(以下、工芸館)を訪れました。

現在、工芸館では、50年前にフランス・パリで開催された展覧会を再現する展示が行われています。学生たちはワークシートを手に、作品に文字を取り入れた模様や色の組み合わせに注目しながら、芹沢銈介の独創的な表現と豊かな芸術の世界を楽しみました。

作品との対話から、多様な価値観への理解を深める

心理実践力を育むには、自分とは異なるものの見方や価値観に目を向けることが大切です。作品の色彩や模様、そこに込められた作家の思いに想像を巡らせることは、自分の視点を広げ、多様な他者の考え方や感じ方を受け止める姿勢につながります。

学生からは、「色の違いによって作品の雰囲気が変わるところが面白い」「文字の作品を見ながら、色や模様から想像を膨らませた」といった感想が寄せられました。また、普段は意識することの少ないのれんなどの日用品にも芸術性を見いだし、異なる文化の工芸品から新たな世界に触れた学生もいました。

作品をじっくり観察し、自分なりの解釈を楽しむことも、芸術鑑賞の魅力の一つです。



型絵染のしおりづくりで、創作の楽しさを味わう

ワークショップでしおりを作成!
見学後は、型絵染によるしおりづくりのワークショップに参加しました。学生たちは、好きな色や型を選び、配色や色の濃淡を工夫しながら、自分だけのしおりを制作しました。

「同じ型でも人によって全然違うものができる」という工芸館の方の言葉に、作品づくりを通して実感を深めた学生もいました。色のにじみも自分らしい味わいとして受け止めるなど、思い思いに創作を楽しむ姿が見られました。

自ら手を動かして表現する体験は、創作の喜びだけでなく、自分の感性に気づく機会にもなります。こうした芸術との関わりは、心の豊かさやウェルビーイングを考えるうえでも意義があります。


 

キャンパスの中に、新たな発見と心のゆとりを

今回の見学を通して、工芸館を作品鑑賞の場としてだけでなく、気持ちを落ち着け、自分の時間を過ごせる場所として捉えた学生もいました。「また一人でも行ってみたい」「次の展示も見に行きたい」といった声からは、身近なキャンパスにある芸術や文化への関心が広がったことがうかがえました。

大学での学びは、教室の中だけにとどまりません。福祉心理学科では、芸術や文化に触れる体験を通して、多様な価値観への理解を深めるとともに、自分自身の感性を磨き、心の豊かさを育むことも大切にしています。