「特別支援学校の教諭となって」
昆 瑞希(福島県立平支援学校)
私は現在、肢体不自由を専門とする特別支援学校に勤務しています。体に動かしにくさがあったり、車いすなどに乗っていたりする子どもたちが通っています。学校には、小学部、中学部、高等部が設置されており、小学1年生から高校3年生までの児童生徒が同じ校舎で学んでいます。高等部卒業後は企業に就職したり、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型、生活介護事業所などの福祉施設を利用したりして、自分らしく過ごせる場所で過ごします。
私が担任している児童は知的障害や肢体不自由と併せて視覚障害と聴覚障害を有しています。見えない、聞こえない状態のことを「盲ろう」といい、コミュニケーションや情報収集に困難さがあります。私も担任になった当初は、どのようにコミュニケーションを図れば良いのか分からず悩みましたが、外部研修会に参加して情報を集めたり、専門機関の講師に助言をいただいたりすることで、盲ろう教育について知識を深めてきました。昨年度(令和7年度)、これまで盲ろう教育について学んできたことを認められ、福島県若手教職員奨励賞をいただきました。また、盲ろう児への4年間の指導実践をまとめた論文が福島県教職員論文で入賞し、目の前にいる児童のことを「知りたい。」「分かること、できることを一緒に見つけたい。」と取り組んできた日々を評価していただけたことを嬉しく思います。
今後も障害の重さに捉われず、一人ひとり児童と向き合い、係り合うことを大切にする教師でありたいです。