泥と格闘しながら、学生6名が苗を植えたのは5月16日のこと。それから月に1回程度、北股を訪れるたびに、稲が少しずつ成長している様子をうれしそうに見つめる学生たちの姿がありました。
この田んぼは、もともと耕作が放棄されていた土地を、学生たちに使ってもらおうと地域の方が整備してくださったものです。学生たちは田植えの楽しさを味わう一方で、過疎化・高齢化によって耕作放棄地が増えるなか、農地を維持していくことの大変さを地域の方々から教えていただき、中山間地域が抱える課題への理解を深めました。
この田んぼは、地域の方々が日常的に行き来する県道沿いにあります。
隣接する田んぼも耕作放棄地でしたが、地域の方のご提案を受け、道行く人々に花を楽しんでもらおうと、景観作物として、8月28日に赤そば・白そば・ヒマワリの種をまきました。
学生と住民が一緒に取り組んでいることを伝える看板も制作し、自分たちが関わる土地への愛着を深めていく学生たちの姿がありました。
そして、9月26日。いよいよ稲の収穫です。
耕作放棄地だった田んぼは、土壌に養分が多く残っていたためか、周囲の田んぼに比べて稲がぐんぐんと伸び、倒伏してしまいました……。
そのため機械による収穫が難しくなり、学生総勢17名で手刈りをすることに。小さな田んぼとはいえ、すべてを刈り終えるまでに午前中いっぱいの時間がかかりました。