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共生まちづくり学科 産業福祉マネジメント学科

耕作放棄地活用フィールドワーク:庄司ゼミの米づくり・野菜づくり

泥と格闘しながら、学生6名が苗を植えたのは5月16日のこと。それから月に1回程度、北股を訪れるたびに、稲が少しずつ成長している様子をうれしそうに見つめる学生たちの姿がありました。

この田んぼは、もともと耕作が放棄されていた土地を、学生たちに使ってもらおうと地域の方が整備してくださったものです。学生たちは田植えの楽しさを味わう一方で、過疎化・高齢化によって耕作放棄地が増えるなか、農地を維持していくことの大変さを地域の方々から教えていただき、中山間地域が抱える課題への理解を深めました。

この田んぼは、地域の方々が日常的に行き来する県道沿いにあります。
隣接する田んぼも耕作放棄地でしたが、地域の方のご提案を受け、道行く人々に花を楽しんでもらおうと、景観作物として、8月28日に赤そば・白そば・ヒマワリの種をまきました。
学生と住民が一緒に取り組んでいることを伝える看板も制作し、自分たちが関わる土地への愛着を深めていく学生たちの姿がありました。

そして、9月26日。いよいよ稲の収穫です。
耕作放棄地だった田んぼは、土壌に養分が多く残っていたためか、周囲の田んぼに比べて稲がぐんぐんと伸び、倒伏してしまいました……。
そのため機械による収穫が難しくなり、学生総勢17名で手刈りをすることに。小さな田んぼとはいえ、すべてを刈り終えるまでに午前中いっぱいの時間がかかりました。
 
稲刈りの大変さはもちろん、その後のはさがけや、ほんにょづくりにも悪戦苦闘。それでも、普段何気なく食べているお米が、自分たちの食卓に届くまでには、これほど多くの手間と時間がかかっていることを実感する機会となりました。また、稲刈りの最中に落ちた稲穂を拾い集めると、ごはん一杯分ほどの量になることを知り、驚きを隠せない学生たちの姿もありました。

10月9日には、耕作放棄地を活用して育てた野菜を収穫し、石巻市で活動する一般社団法人りとりーと(代表:兼子佳恵氏)の「みんなの家」へ寄付に伺いました。

野菜の収穫を終え、東北福祉大農園の前を通ると、そこには満開になった白そばと赤そばの花が。かつて耕作放棄地だった場所に、作物が育ち、花が咲く風景が広がっていました。

そして、10月17日・18日の学園祭では、北股の耕作放棄地を活用して育てた野菜、その野菜を使った豚汁、そして北股の名産である山ぶどうジュースを販売します。
学生たちが地域の方々とともに汗を流し、育ててきた北股の恵みです。みなさん、ぜひ学園祭にお越しいただき、「北股」を味わっていただければと思います。

※この活動は、日本財団ボランティアセンターと本学の共催によって行われています。