先日行われた女子駅伝において、快進撃を見せた東北福祉大学。特に3区・佐々木選手と4区・早坂選手の走りはチームに大きな勢いをもたらしました。レース後の興奮冷めやらぬ二人に、区間新記録の要因や、年末の富士山女子駅伝に向けた意気込みを聞きました。
「正直、驚きの方が大きいです」と語ったのは、驚異的な区間新記録を叩き出した3区の佐々木選手。目標は区間新に近いタイムだったものの、30秒も上回るペースでの走りは自身にとっても予想外でした。
レース当日は雨風が強く、湿度も高いという厳しいコンディション。「脱水症状が起きやすい環境」と冷静に分析し、数日前から**水分ローリング(水分補給の準備)**を徹底していたことが、悪条件での快走を支えました。
区間新の最大の要因について、佐々木選手はレース中の判断を挙げました。
「最初は名城大学に抜かれたが焦りはなかった。名城大学の選手が落ちてきたとき、一瞬抜くのを怖じ気づきそうになったのですが、去年のチームメイトの失敗を聞いていたこともあり、**『ここは名城だろうが怖がることなく、積極的』**というテーマに沿った走りができたことが、ペースに乗れた要因です。」
恐怖心を乗り越えた積極的な走りが、歴史的な区間新記録を生み出しました。
佐々木選手の勢いを受けて襷を受けた4区の早坂選手も、事前に練った作戦通り、冷静にレースを支配しました。
「相手についていく想定、付かれる想定、そして単独で走る想定の全てをしていました。単独になっても自分のペースを刻むと決めていて、実際は予定より速いタイムで、そのペースを維持して走り続けることができました。」
自身の走りがチームの流れにどう影響したかという質問には、前の区間への感謝を述べました。
「1区から3区まで、本当に良いところで繋いできてくれた。自分はそれを次の5区にさらにいい位置で繋ぐこと、順位は変わらなくても、前後との差を1秒でも縮める走りはできたかなと思います。」
また、レース中に最も力になったのは沿道の声援だと語ります。「スタートからゴールまで、福祉大頑張れという応援が途切れなくて、それがすごく力になりました」と、多くの支援が力になったことを強調しました。
次の目標である富士山女子駅伝へ向けて、二人は昨年の悔しさをバネに、力強い意気込みを語りました。
「昨年は全女後に怪我をして、富士山では納得のいく走りができませんでした。今回は全女でつけた自信を練習でさらに大きくして、チームとして目標とする3位以上の走りに貢献できるような、それ以上の結果に貢献できる走りをしたいと思います。」
「私も昨年は怪我でメンバーに入れなかったので、今年はまずメンバーに入ること。今回全国で戦えた自信を、どの区間でも自分の強みを生かして走りたいです。4年生にとって最後の大会でもあるので、チームとして今回以上の結果を出して、来年以降に繋げていけるような走りがしたいです。」
二人の選手は、今回の快走を単なる通過点と捉え、さらに進化してチームに貢献することを誓いました。富士山の舞台で、東北福祉大学がどのような記録とドラマを見せてくれるのか、期待が高まります。
