本学では、1年生を対象に、初年次教育科目「リエゾンゼミⅠ」を開講しています。この授業では、少人数のゼミ体制で担任教員2名とともに、大学での学びや学生生活に必要な基礎的な力や、コミュニケーション能力や問題発見・解決能力を育んでいます。
その一環として、今回は、防災をテーマとした授業を実施し、本学の健康科学部医療経営管理学科の水本匡起准教授が「防災とは地域の総合科学!—東北福祉大学周辺の地形から新しい地域防災と『学問』について考えよう!—」と題して講義を行いました。
今回の講義では、過去に発生した豪雨災害などの事例を取り上げながら、自然災害から命を守るためには、災害発生後の備えだけでなく、地域の地形や自然環境を理解し、災害が発生する前から適切に行動することが重要であると説明しました。
また、学生たちは赤青の3Dメガネを使用し、東北福祉大学の国見キャンパス周辺の地形を立体的に観察しました。普段見慣れている大学周辺の景観も、地形という視点から捉え直すことで、土地の成り立ちや水害のリスクを考える手がかりになることを学びました。
さらに、地域の歴史や文化、昔から受け継がれてきた生活の知恵にも、防災につながる重要な価値があることが紹介されました。防災は特定の専門分野だけで完結するものではなく、福祉、医療、教育、心理、行政、まちづくりなど、多様な学問領域と深く関わる総合的な課題であることを学ぶ機会となりました。
講義では、既存の知識を身につけるだけでなく、身近な事象に疑問を持ち、新たな課題を発見し、その解決に向けて探究することが大学での学びの重要な役割であると伝えられました。
今回のリエゾンゼミⅠは、防災に対する理解を深めるとともに、これから大学で専門的な学びを進める1年生にとって、幅広い学問のつながりや、学問を通じて社会に貢献することの意義を考える機会となりました。