文系から理学療法士を目指して
仲間とともに根性で乗り切った4年間
高校が山形商業の国際コミュニケーション学科(当時)。なぜ理学療法士を目指したのですか?

高校の面談では「(医療系の仕事をしている)父や母のようになりたい」からと言ったのですが…本当のこと言ってもいいですか?高校に入学した頃は、英語の先生を考えていたのですが、高2の時にすごくかっこいい先輩がいて、進学先を聞いたら福祉大だったので、それで福祉大に行こう!とパンフレットを取り寄せました(笑)。
先輩の進学先が医療経営管理学科でしたが、私の親が医療系の仕事だったので、看護かリハビリかなと。いろいろ調べたところ、理学療法はスポーツ分野でも必要と知りました。私もずっとバスケットをやっていたし、広くスポーツの分野にニーズがあることを知り、それならリハビリテーション学科に進もうと決めました。
リハビリテーション学科の偏差値が高いことに気づかずに受験を決め、理系は苦手だったので、入学試験のときは国語・英語・面接を受験し合格しました。
「一念岩をも通す」みたいですね。
本当にそうです(笑)。理学療法士という仕事も大学のパンフレットで初めて知って、入学してから理解していった感じです。思いおこすと理系の知識が必要となる科目も多く、大変だった記憶があります。
1年次に見学実習があり、そこで初めてリハビリの現場に行き、ぜひこの仕事をやってみたいと思いました。だからリハビリテーション学科に飛び込んだことに後悔はなかったですね。
相当努力されたことと思います。

筋肉や骨、関節などの整形外科系の授業はとても好きだったのですが、脳や循環器など、そういった分野は苦手でした。患者さんの命やこれからの生活・人生をお預かりする職業を目指すわけですから、医療に関する学問で苦手なんて言っていられません。逃げずに勉強しました。
4年間の集大成である国家試験は、ひたすら勉強したという感じです。本当に根性で乗り切った4年間だったと思います。理学療法士の国家試験に合格した時に高校や中学の先生にも報告したのですが、その当時の私を知っている先生方はびっくりしていました(笑)。
ゼミやサークル活動はいかがでしたか?
スポーツを中心とした黒木ゼミでした。母校の山形商業高校のバスケ部にトレーナー活動にいらしていた時期もあり、バスケ部顧問の先生から私のことも伝わっていたようです。
サークルは同好会の「福祉大女子バスケットボールクラブ」と、「運動倶楽部できるかな」に所属していました。リハビリテーション学科は、国見ケ丘第1キャンパスでの授業が主となり他学部の学生さん達との交流は少ないですが、サークル活動のおかげでほかの学部にもたくさん友人ができました。
また、ゼミ活動で野球少年たちのケアを行なったり、障がい者福祉施設でリハビリのお手伝いをしました。大学で学んだことを活かす機会となりました。施設でのお手伝いも勉強になりました。
バスケ部時代の経験も活かし
スポーツリハビリに関わっていきたい
就職先に松田病院を選んだ理由は。

松田病院にはスポーツ整形外科があり、スポーツ障害のオペ(手術)件数が県内でも多く、特にスポーツ分野のリハビリにも力を入れていることが決め手でした。
勤務して4年になりますが、今は急性期病棟で術後の患者さんのリハビリや泉中央にある整形外科クリニックの外来患者さんを担当しています。部活で怪我をしたお子さんから、腰を痛めた高齢者までいろいろな方々の機能回復の支援をしています。
それと、高校の部活のトレーナーもさせていただいています。松田病院ではスポーツトレーナーにも力を入れているので、私以外のスタッフも高校でトレーナーをしています。
理学療法士として4年間働いてきて、いかがでしたか?
スポーツ障害のお子さんだと、手術をして入院中のリハビリから競技に復帰するまでのすべてを見届けることになります。1年くらい競技がストップしてしまうので、本人も辛いですし、チームにとっても痛手になります。それでも頑張ってリハビリをやって、そのお子さんが復帰した姿を見るととても嬉しいし、一緒に頑張って良かったなと思いますね。
職場はとても楽しいですし、相談にのってくださる先輩ばかりです。また、やりたいことを実現してくれる職場だと思います。私の場合は、スポーツ障害の患者さんを担当したいという希望をきいていただきました。
大学での学びはどのように役立っていますか?

少人数のゼミでリハビリの技術を学ぶので、先生の指導が行き届き、とても丁寧に教えていただきました。患者さんの触り方や、患者さんに対する考え方には、ゼミで学んだことがとても役に立っています。
また、今年から後輩の指導係になり、後輩への伝え方や考え方にも役立っています。
理学療法士は患者さんの人生に
前向きな関わり方ができる職業
新宮さんにとって「福祉」とは。
これからの目標を教えてください。







