10月7日(水)、太白区文化センター楽楽楽ホールで行われた仙台明治青年大学の学習会で、本学地域創生推進センター(健康増進事業)が運営する「仙台元気塾」に携わる鈴木玲子客員教授が登壇し、「高齢期の体力づくり〜フレイルとロコモティブシンドローム〜」と題して講演しました。
鈴木教授は、来場した約600人の受講生に対して、高齢期の健康増進についてわかりやすく解説しました。
講演では、高齢期における「フレイル」が、単なる身体機能の低下・衰えにとどまらず、精神的な落ち込みや孤独、外出減少といった悪循環(負のスパイラル)を引き起こすリスクについて説明がなされました。
これらを予防し健康寿命を延ばすためには、日頃からの人との会話や社会とのつながり、適切な運動習慣が不可欠です。
本講義では、身体的フレイルの中でも、移動機能の低下をあらわすロコモティブシンドローム(運動器低下症候群)について実技を交えて説明がありました。また、自身の筋力や移動機能を把握する「ロコモ度テスト」の紹介をはじめ、高齢者が安全かつ効果的に運動を続けるためのポイントが示されました。
トレーニングにおいては、無理のない負荷から段階的に進め、楽しみながら継続することの重要性が強調されました。
また、運動処方について食事の献立になぞらえて、ストレッチ(主食)、筋トレやバランストレーニング(主菜・副菜)、骨盤運動(汁物)をバランスよく組み合わせる運動プログラムが推し進められ、椅子に座った状態での「もも上げ」や「膝伸ばし」など、日常生活に取り入れやすい下肢筋力トレーニングが具体的に紹介されました。
▽鈴木玲子客員教授のコメント
「フレイルは突然になる状態ではなく、徐々に進行するものです。運動しなくてはと身構えるのではなく、『今日、行くところ』『今日、用事があること』が身体活動(筋力)を維持し、人と会話し、楽しい気持ちになることが、認知症の発症を防ぐことにつながります」
皆さんもぜひ、仙台元気塾が提供する健康増進プログラムに参加してみませんか。
