大脇賢次さんは教員を定年退職した後、現役時代の経験を学術的にまとめたいという思いを持って、行学一如を理念とする東北福祉大学の教育学研究科へ入学しました。
私は40数年にわたり小学校および中学校で教師をしておりました。その教育活動のなかで、約20年余りの年月を費やした研究があります。それは、地域素材を生かした教材の作成です。地域素材は、子どもたちの興味・関心を持ち、学習意欲を高めることがあります。郷土を愛する心を培ったりもします。地域素材の持つ魅力に引かれ、教師現役の間に20本余りの教材を作成しました。しかし、どうしても納得がいかない3つの自作教材があり心残りでした。科学的な説得力に欠ける中途半端な教材のままだったからです。そこで、退職を機に、東北福祉大学の大学院で、科学的なものの見方や論文の書き方を学び直したいと考えました。「60歳を過ぎてこの機会しかない」「納得のいく教材にしたい」という思いを成就させるため、勉学に励みたいと思います。
大脇賢次