学びの組織的な支援

取組の内容

<慣れない通信教育部の学びに取り組んでいただくために>

・通信教育部ではわかりやすい印刷物を作成し、間違いのないよう学修活動に参加していただくことが一番の支援になると考えています。
『学習の手引き』では、入学から卒業・資格取得までの流れ、レポートの書き方などを詳しく説明しています。
『試験・スクーリング 情報ブック』には、年間の科目修了試験やスクーリングの日程・会場が掲載されており、年間を通しての 学習計画を立てることが可能です。
・年に8回発行される機関誌『With』で、各時期に必要な情報を案内しています。

<各種質問の機会>

・印刷物を読むだけでは不安な方に学習ガイダンスを開催しています。
・電話・メール・FAX・郵送・来校など様々な方法で事務室への質問を受け付けています。

・入学初年度に学修に取り組めていない学生へ電話相談を行うことで、最初の一歩が踏み出せるようサポートしています。
・アドレスを登録している学生に対し一括送信メールで励ましのメッセージを送ったり、助教による学習相談時間の設定等でサポートを 行っています。

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取り組みの目標

<3つの目標をもって学びの組織的な支援を行っています>

・入学時に配付する各種冊子教材をわかりやすく作成することで、入学後は学生自身で学修計画を立て、自身の生活スタイルに合わせて自主的に学びを進めていけることを 目標にしています。
・冊子教材を読んだだけでは理解が不十分だという方や、直接職員に相談したいという方に対して、学習ガイダンスや電話・メール相談、または助教による具体的な学習相談の 機会を設け、不安や疑問点を解消してスムーズに学修を開始・継続いただくことを目標にしています。
・通信教育部の学修方法にとまどうなど、入学後3カ月の間に思うように学習が進んでいない(スクーリングへの参加やレポートの提出がない)学生などに対し、大学側から 働きかけて学習参加を促すこと、大学から機関誌やメールが来ることでやる気を継続していただくことを目標にしています。

取り組みについての検証と評価

<自主的な学び>

・スクーリング時に配付するアンケート等で、印刷教材の既読状況やわかりやすさなどを調査し、次年度の作成に役立てています。その結果、『学習の手引き』が 「わかりにくい」という回答は2.3%にとどまっていますが、「ガイダンスを聞いたり何度も読んだりして、説明の意味が徐々にわかってきた」が57.0%に及んでおり、 通信教育部入学時のとまどいに対してのサポートの必要性を感じる結果となっています。

<不安や疑問点の解消>

・各種ガイダンス参加者や卒業生を対象としたアンケート調査を行い、どのような学修支援が役立っているか、在学中にどのようなサポートが必要か等学生の声を集め、 学生サポートの取り組みにフィードバックしています。

<学習参加のバックアップ>

・「Withの体験談は興味深く感じました。スランプに陥ったとき、Withを読むことで仲間の頑張りが伝わり、自分も頑張ろうという気持ちになった。学生の手記や教授の メッセージに意欲が沸いて力をもらった」「一括送信メールであっても大学とつながっている気持ちになれた」などの学生からのコメントをいただいています。

取り組みを通した学生の成績評価

<自主的な学び>

・「学習の手引きが前年度よりも使いやすくなっていたり、アンケート結果がちゃんと反映されていたりと、対応や改善の早さに驚いた」という声もいただいています。 様々な情報を、文章で的確にわかりやすく伝えることは容易ではありませんが、自分の力で学びを開始しようとする学生の手助けとなるべく、工夫を凝らした教材の作成に努めていきます。

<不安や疑問点の解消>

・大半は満足いただいております。しかし、通信教育部の学生の方々は個別の状況が異なり、一律な回答や支援策では満足いただけない場合もあります。

<学習参加のバックアップ>

・一括送信メールを見てスクーリングの申し込みをした、学習相談の電話を受けて履修登録をした、教科書を読み始めたという方も少なくありません。また、ずっと レポートに悩んでいたが、ガイダンスに参加して気が楽になり、学びが楽しくなったという声も聞かれます。学生が一歩ずつでも前進するための手助けとなるような サポート体制を今後も継続していく必要があります。