学費負担の軽減

取組の内容

<学費設定で「社会人の学び直しの機会」を拡大>

・通信教育部では、格安な学費で学ぶ機会を提供しています。スクーリング受講数や実習種類により異なりますが、正科生はスクーリング受講料を含めて年間17〜21万円程度、 4年間で総額74万円(社会福祉援助技術実習受講者は87万円)程度の学費となっています。科目等履修生は1科目から学修でき、履修登録した科目単位数により学費が決まります。
履修登録科目の教科書は学費内で配本され、スクーリング受講料は別途1科目あたり5,000円〜10,000円が必要です。

<東日本大震災被災者への学費減免制度>

東日本大震災被災者(家屋全壊・流出者)・原発強制避難者への学費減免制度を実施しています。学内審査で認められた方に、初年度授業料の半額を返金しています。

<奨学金制度>

・夏期スクーリングを7日間以上受講する方等条件に合う方は、日本学生支援機構の貸与型奨学金(プランにより年間80,000円程度)が利用できます。また成績が非常に優秀な学生に対し、 給付型「通信教育部奨学金」制度もあります。

詳細・関連サイト

取り組みの目標

<2つの目標をもって取り組んでいます>

・学費を抑えることにより、「社会人の学び直し」の機会の拡大に寄与し、受講希望者に大学教育を受けていただくチャンスを増やすことを目標にしています。
東日本大震災の被災者への学費減免制度・奨学金制度により、学びやすい環境を整えることを目標にしています。

取り組みについての検証と評価

<学費設定による「社会人の学び直しの機会」の増大>

・履修登録した科目の教科書の配本や、科目修了試験の受験料を学費に含めるなど、学生の負担にならないような学費設定を行っています。それにより、 学生が学修に集中できる環境づくりに努めたいと考えています。

<東日本大震災の被災者への学費減免制度・奨学金制度>

・東日本大震災の被災者への学費減免制度を利用した方は、平成27年度在学生のうち8名です(新入学時など在学中1度限りしか受けられません)。
・「日本学生支援機構 貸与型奨学金」の利用者は平成27年度の場合1名でした(1年間に1度限り)。
・「東北福祉大学 通信教育部奨学金」制度の給付者は、平成27年度の場合6名でした(在学中1度限り)。

取り組みを通した学生の成績評価

<学費設定による「社会人の学び直しの機会」の増大>

・卒業生からは「あこがれだった東北福祉大学に自らお金を貯めて入学、卒業できたことに大変満足しています。学業によって知った“子供の貧困”から、自分自身も 大学入学を諦め就職したものの、子育ての時間にスキルを上げてみようという勇気が周りの協力を得て実現し、自信となりました。社会人になっても学べるしくみがあることに 感謝いたします」との声をいただいています。このことから、学生への負担を考慮した学費設定や学費減免制度があることで、学生の探究心を育て、学修意欲を高める環境を 提供することができると考えています。

<東日本大震災の被災者への学費減免制度・奨学金制度>

・条件を満たした方は制度が利用できるように、引き続きご案内をしています。